独りの時間

昨日のブログと、少々矛盾してしまうかもしれないのだけど。

「人と話す事」が好きで、「尊敬できる方から刺激を受ける事」が楽しみで、「優秀な方々と一緒に何かを作りだすの事」が何よりもの満足感に繋がっていて。そんな素晴らしい20代を過ごしてきて、勿論そのまま30代を迎える事ができたら最高だったのだろうけれど、こうして今、ある程度強制的に一人になる時間を持つ必要があるという事には、それなりの意味を付け加える必要がある気がしていて。

親父が亡くなってなかったら、今の状況は正直あり得なかった訳だから、そう考えると、そこに親父からのメッセージがあってもいいのかな…と少々スピリチュアルな事も考えてしまって。

「独りの時間」

31歳を迎える今年の9月半ばまでは、この言葉が僕のテーマになるのかもしれない。

Facebookを見て、自分の不甲斐なさを、溌剌と活躍してる知人と比較して嘆くのではなく、今の僕の気持ちと感情とできることに、独りで向き合う。

今この瞬間には手にできない「僕が持ってないもの」に羨望を抱き続けるのではなく、「今手にしているもの」から如何に未来を作って行くか、独りで考える。

独りで考えたり向き合うという、当たり前に必要な時間も、日々の煩雑さの中で失われてしまいがちで、きっと僕の20代はそういう時間が足りなかったのかもしれない。特に、インプットという勉強に関しては、20代の後半は酷いものだったしね。殆どアウトプットしかしてなかった。読書くらいか、インプットしてたのは。

という訳で、今年の前半は、「敢えてあまり動かない」っていうのもありかなって思ってる。独り時間が必要なのかもしれないし、やっぱり3年間以上寂しい思いをさせたマリナとは一緒にいてあげたいな…と思うのです。今後、また寂しい思いさせちゃうかもしれないしね。

「難しい状況だから、制限された状態だから、できることがある。面白い事ができる。」

今の状況の中で、自分と向き合って、カタチをつくって、いつか上の様な言葉を発する事ができる人間になりたいものです。

「スピード感」と「行動力」、そして「コミュニケーション能力」がとても求められる現代社会。そんな中で、敢えて「ゆっくりと」、「動かずじっくりと」、「黙って考える」という時間の過ごし方をしてもいいのかな…と。僕たちのニーズや生き方が多様化するに従って、社会問題も多様化していて。でも、その多様化した社会問題は、突き詰めていくと実はヒトツの社会問題に突き当たる気がしていて。

求められるものに逆行するカタチを取ることで、その「突き詰める作業」ができるのかなぁと。まだハッキリは見えない、僕の定義する社会問題（多用した社会問題の収束地点）が見えたら、またブログにしたいと思うのです。そこまで見えたら、後は動けばいいだけなので、簡単な話なんだけど、そこまで突き詰める作業が今迄できてなくて、もしかしたら、その作業をする時間が今なのかな…と思ってみたり。

んでもって、そんな中から、また面白い考え方や生き方や、そして満足できる幸せのカタチが出てくるかもしれないしね。

* リンカーン講演での一枚だったかな…。これ、トイカメラで撮影して、まったく編集してない奇跡的な一枚なのです。こういうゆっくりとした写真を取れていた自分がいて、きっと今の自分もそうあるべきなんだろうな…と。