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酒を飲まない生き方

公開日: : essay / エッセイ, OTHER




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基本的に、「日本大好き」な僕ですが、アメリカ生活や海外生活の方が生活しやすいな…と思う事が何点かあります。その中で一番大きなものが、「お酒を飲まない生き方」を貫き通す事ができることでしょうか…。

 

2013年は親父との約束で。

2014年は自戒の意味を込めて。

 

絶賛、禁酒中です。

 

元々、晩酌をする程お酒が好きなわけじゃないし、ビールは3缶くらいで気持ちよくなっちゃう程度の強さなので、禁酒そのものは苦しいものではありませんでした。寧ろ、2014年始めまで続けていた煙草を辞める事の方が、個人的には大変なほど。それでも、お酒が飲める様になった大学時代は、アメリカのウイスキーを嗜んでいたし、良くパーティでもがぶがぶと飲んでいました。映画で見る様な飲み方です。「Beer-Pong」とか懐かしい…。

 

美味しそうにお酒を飲んでいらっしゃる方を見ると、羨ましいな…と思わない訳がありません。暑い日には冷たいビールをくっとやりたいし、寒い日にはホットワインなんかもいい。それでも、「お酒を飲まない人生」を、2013年から始めて、なんだかんだで上手くやってます。2014年に至っては、口すらつけていないです。

 

日本での飲み会の際、可能であればウーロン茶で乾杯をお願いする事にしています。それが僕だけでも。ある程度、僕が力を持った集まりであれば、そういう我が侭も聞いて頂けるけれど、まだまだ日本では長老がいらっしゃる飲み会等では「お酒を飲まない」という選択肢は残されていない様に思います。「口をつけるだけでいいから。一口でいいんだから。」と。

 

「お酒を飲まないポリシー」を持ち続ける人がいてもいいのに…と思うのだけれど、なかなか難しいのかもしれません。

 

 

比較して、アメリカや海外では「お酒を飲まない」という選択肢も、すでに宗教の段階から存在する訳で、僕自身もお酒を飲まないというと、最初は少し変な表情を浮かべられる事もあるけれど、それ以上に深く突っ込まれることはありません。その分、ソフトドリンクとかも準備してあるし、充分楽しむ事ができるのです。

 

後、細かい話をしてしまえば(無職状態の僕にとっては凄く重要なのだけど)、アメリカでは「割り勘」という概念が一般ではなく、「自分で注文した者は自分で支払う」という「タブ(個人)清算方式」 なので、飲まないなら飲まないで、消費をケチる事もできて、一石○鳥ものポリシーでもあるのです。

 

ま、損得で始めた禁酒ではないのだけど、それでもリターンはそれなりにあったので、その紹介も。

 

お酒を飲まない生き方の奨め

 

1. お金はめっちゃ節約できる

 

節約できるお金、これが結構大きい。モチベーションにもなるんじゃないかな…と思います。以前、仕事帰りに飲んでいた頃の事を考えると、ちょっと寒気がするレベルです。怖い怖い。

外で飲まないとして、でもそのぶんちょっと贅沢してヱビスビール(350cc)を2本を毎日晩酌すると、一日400円(恐らく最安値)として、一ヶ月で24,000円。…!?発泡酒にしても、半額程度だろうし、本数を一本減らしても、5,000円以上は行く計算。ましてや外で飲み出したら、もっともっと。

 

しかも僕は、2日に1箱のペースで煙草も吸ってたので、一ヶ月に6,600円 (440円 x 15箱)の煙草代。

リッチに合計すると30,000円を超えてくるという、今考えると怖いお話。今のウチの一ヶ月の二人分の食費よりも大きい訳ですからね…。勿論、安く抑える方法はあるのだろうけれど、年間数十万円の出費は抑えられそうです。

 

2. 当たり前だけど、ずっとシラフ

 

当たり前ですが、ずーっとシラフです。なので、仕事とか勉強とか、やっぱり捗ります。

学生時代、かっこつけてウイスキー飲みながら勉強とかしてましたが、一夜漬けに近いテストではある程度の点数は取れても、その後残ってないなーっというのが実感です。30歳になった今でも、日々アホみたいに新しい事を詰め込まなきゃいけない生き方をしているので、この「酔っぱらって考える事ができない時間」というのは少しもったいない気もしています。

 

ずーっとシラフって、慣れてくると楽ですよ。

 

3. 脳が元気になる(気がする)

 

これは少々スピリチュアル的な話にもなっちゃうのですが、お酒を断って15ヶ月くらい経った今、昔と比べて5感が冴えているんじゃないかな…と思うのです。んでもって第6感もそれなりに鍛えられているんじゃないか…と。

5感っていうのも、目とか耳とかの器官を経て、脳が情報処理する感覚なので、お酒を飲まないと、脳も元気になるのかな…なんていう気はしています。因に記憶能力とか、思考能力とかの著しい変化はまだ感じられてません。

 

4. 生き方の振れ幅が広がる

 

(2)と少々重複するのですが、どんな飲み会に出席しても、当たり前の様にシラフです。でも、周囲は酔っぱらって楽しそうにアホな事をしている。僕も一緒にアホをしたい。

結果、お酒を飲まなくても、お酒を理由にしなくても、結構アホな事が出来る様になるのです。良い意味でリミッターを外す事ができて、自分の知らない世界へ飛び込む事ができます。

 

酔った事を理由に女の子を誘う事はできません。その分、コミュニケーション能力を著しく向上させなければいけません。

酔った男性からキスを求められたら、ノリに乗ってキスをしてしまうのも良いでしょう。でも貴方は酔ってないのです。シラフで同性でキスができる様になれば、貴方の生き方の振れ幅は、一層広がる事でしょう。

 

…といったノリの進化があるかもしれません。

 

5. 健康にいい。はず。

 

20代の最後の年から禁酒をしているので、正直、「お酒を断つ=健康回復」という程にはお酒を飲み過ぎた経験はないのですが、長期的にみればきっとこれも大事なはず。お酒辞めて煙草を吸う…といった時期もあって、「健康なぁ(笑)」と一笑に伏していた時期もありますが、禁酒&禁煙の状況であれば、健康もしっかり考えていかなきゃと思います。そういう年齢ですし。

二日酔いの頭の痛さがないのは、凄くありがたいです。あれ、結構苦手だったので。

 

 

以上、5項目程、思いついた流れで書き記してみました。

勿論、メリットだけじゃなくて、デメリットもあると思うのです。特に日本の様に「飲み会でのコミュニケーション」を大切にする文化で生きる場合だったり、他のアジア圏での商慣習で「お酒に強い事=信頼」になったり、嫁の母国文化の様に、「お酒が飲めない子は大人として認めてもらえない」とか、いろいろあると思うのです。

 

日本だけで考えても

 

お酒を飲まない奴は、人生を損している

こんなに美味しいのに、この味を楽しめないなんて可哀想

お酒の席で決まる仕事もあるのに…

心開いて、腹割って話するためにはお酒が必要だろう

 

っと僕が飲ん兵衛だった場合を考えると、いろいろ出てくるのですが、上記の様なデメリットも含んだ上での禁酒であれば、きっとメリットの方が大きいのだろうなっと思うのです。少なくとも、以前一度言われた4つ目、「お酒飲まないって、心開いてくれない気がする」っと言われた事がありますが、そんなことはありません。

「心を開くべき人には、シラフだろうがなんだろうが、しっかり心を開きます」のでご安心下さいませ。

 

 

以上、お酒を飲まない生き方について、考えをまとめてみました。

日本だったら、完全にお酒を飲まないってのは、やっぱり難しいのかな…とも思います。注いでもらったら全く口をつけないわけにもいかないのだろうし、完全割り勘飲み放題とかだったら、やっぱり飲んじゃいたいし…(笑)ここは意志力の問題かもしれませんが。でも、お金勿体ないんだよねー、120分ずっとジュース飲んでも4,000円はキツい。

 

メリット&デメリット、そして損得で始めた禁酒じゃありません。むしろ、一人の人間としてケジメをつけるために始め、そしてケジメがつけられなくて結局今も続けるしか道が残せていない禁酒です。それでも、僕とはちょっと違う形であれ、世の中にはきっと、「お酒飲まないポリシーなんで」っていう人もいるかもしれないし、また「お酒飲めなくて」社会から変な目で見られちゃってる人もいるのかもしれないし。

「お酒を飲まないこと」が「お酒に強い事」と同じくらいのステータスになれば良いのになーと思うのです。みんなお酒好きだから、そんな訳にはいかないのだろうけれど。

 

でも、「お酒を飲まない」=「駄目な大人」ではないと思います。そこだけは断言しときたいのです。。

 

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Comment

  1. A より:

    アレルギーなので日本でも飲み会でもお酒は飲みません。
    外資系だからか、理解がある人がおおく、私以外にもアレルギーを理由に飲まない人がいます。

    実際はアレルギーは軽度のものですが・・・笑。
    お酒嫌いだし飲みたくないので、重度なアレルギーってことで通してます。

    アメリカにも住んでましたが、そんな感じで通してましたww

    アレルギーっていえば、日本でもアメリカでもあまり変な顔はされませんよ。

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