自動車社会のアメリカ

昨日のグダグダに引き続いて、自動車のお話。

NYCとかChicago、LAといった大都市を除いて、アメリカで生活する上で車は必需品です。特に今住んでる様な田舎町だと、公共交通機関が無いに等しいので、車がないと食料の買い出しにすら行けません。馬車を見かける事もあるけれど、それは逆に庶民には手が出せないし（笑）

マリナの転勤（インターン含め）と共に、いろんな町に滞在してきたけれど、ミシガン→ニューメキシコ→バージニア→ペンシルベニアっと、どの場所でも車が必要だったな…と思うのです。以前は一年に一ヶ月くらいのアメリカ滞在だったから、僕自身で車を所有する事はなくてマリナの車を借りていたのだけれど、こっちが長くなるとシェアするのも大変になって。

今の車は、Toyota Matrix (2003)という日本では発売されてない、トヨタのマトリックスという車です。知人から購入した車で、それ以前はマトリックスという車種の存在すら知らなかったのだけれど、今ではお気に入りの車です。すでにある程度走行距離が乗っかってる状況で購入して、その後一万マイルくらい乗ってるけれど特に大きな問題はなし。新車じゃないのである程度のメンテナンスは覚悟しつつも、充分お仕事は果たしてくれています。

Honda Prelude (ホンダのプレリュード / 憧れの車種の1992年 / 30万程度で購入）→ Chevrolet Cavalier (シボレーのキャバリエ / トヨタも出してたかなー 1998年 / 15万円程度で購入）っときて今のMatrix。車は好きなのですが、なかなかそこにお金を投入するだけの余裕がなく、いつもその時のご縁に任せて選んでいます。なんだかんだで良い思いさせて貰ってるなっと。

車検がないってのは……

アメリカでは日本で言う様な車検はありません。一年に一回、州が指定する検査をクリアしなきゃ行けないけれど、ペンシルベニアでもバージニアでも費用は数千円程度（これを車検と言ってしまえば車検なのだろうけれど）。以前いたニューメキシコとかには、その検査すら無く、壊れた窓ガラスをゴミ袋で代用して走っている車とかもありました。

車検もないから、基本的にメンテナンスは自己責任。タイアの空気圧とか日々のオイル確認とかは自分のお仕事です。年に二回のオイルチェンジと、その際に指摘されたメンテナンスを繰り返していく感じ。昨日書いたエントリーみたいに、ディーラーでの作業はできるだけ控えつつ（笑）まだ悔しいんですよ……もう。

車社会だし高速を良く使うから、走行距離が10万キロを超えるなんてのは当たり前。僕の車でもこの時点で20万キロ超えてますよーん。（アメリカのペドメーターはマイル表示です。）

グリーンカードが取得できるまでは新車の購入は控えようと思っているので、後3年以上は頑張ってもらいたい所。バージニアにボストンにサウスカロライナに…と今年だけでもそれなりの移動予定が入っているので、20万マイル（32万キロ）超えまで頑張って貰いたいです。メンテナンスもしっかりするので…。

この車、ハイブリッドでもなんでもないのですが、流石トヨタ、燃費も結構良いのです。1ガロンで30マイルくらいは走ってくれます（高速利用時）。っと換算し直すと、3.8リットルで、48キロくらい走ります。あれ…？燃費いいよな？

ガソリン代も日本と比べれば安いので、長距離もガンガン車を使います。だからこそ、アメリカが車社会と言われる所以なのだと思います。今でガソリンはリッター100円くらい。昔はリッター50円とかだったのに…と少々ノスタルジック。

何はともあれ……

アメリカで生活する以上、車は生活必需品なのです。今後も車のメンテナンスは続いていくし、いずれは車を買い替える必要もでてくることでしょう。アメリカにいるのに日本車が好きなので、個人的には一番近いトヨタのディーラーで……とは思っているのですが、良いサービスとはいえあまりにも市場価格からかけ離れた金額の請求を受けると、次回に戸惑ってしまうのです。

商売って面白いなーっと。

ニーズを上手く把握しつつ、その中で利益も充分に確保していかなきゃいけない。その全てにおいて、顧客心理を上手に扱える企業だったりお店だったりが上手に生き残って行くのだと思うのです。

僕もまた商売に戻る可能性がある人間の一人なので、日々の暮らしの中で勉強を続けていかなきゃいけないな…と。ただ、市場価格よりも高いサービスを受けて悔しがってるだけじゃ余計に悔しいので、『お勉強の機会』に考え方を切り替える様にします（笑）