瞑想にハマり過ぎてた感があったので、実験してみた。

前回のブログで、瞑想を通して得られる”観察する時間”の存在によって、その都度湧き上がってくる感情を上手に把握できる様になってきた……っと書きまして。あのエントリーは、実は「瞑想してれば良いんじゃないの？」っという安易な答えへと突き進みそうになっていた自分への戒めの文章でもあったのですが、”感情を押さえ込んでる可能性”とか言葉にして自分への警笛を鳴らしておきながら、心のどこかで、「相当精神のレベルが上がってるんじゃないの？」っと勘違いへの道を進みそうな自分が居たため、ちょっと実験してみてました。

この調子に乗っているタイミングで、朝晩の瞑想をスパッと辞めてみる、という実験。

ものの見事に、大変な事になりました（笑）

感情は、積み重なる。

瞑想を中断して数日後、たった数日なのに、すでに心に靄がかかった感じを受けました。

瞑想などしなくても、断続的に湧き上がる感情は、日常生活の中で”観察して流す”作業は続けられていたと思っていたのだけれど、結果としては、観察はしていたけれど、着々と積み重なっていた様で。

そう、感情は、積み重なって行くのです。

そして、瞑想は、その積み重なった感情を一度クリアにする作業でもあったのです。

感情が積み重なり、ある一定のレベルを超えた時、人は”今この瞬間”を感じられなくなる様です。過去を悔やんだり、未来を憂いたり。感情の積み重なりがある程度クリアになっている時は、”今この瞬間”に感謝をすることができ、そしてその瞬間を楽しむ事ができるのです。実験してみてよくわかりました。瞑想が全てを解決する訳ではないし、瞑想だけしていれば言い訳じゃないけれど、感情の積み重なりをクリアにできるプロセスとそのテクニックはとても大切だ……ということが。

瞑想を辞めて、こうしてもう一度ブログに戻れるまでの数日間、一週間弱、結構苦しんでしまいました。自分でも吃驚な程に。

瞑想をしていようがしていまいが、日々の後悔、雑念、欲、未来へ不安、そしてその他の感情はふつふつと湧き上がってきます。”観察することで解決できる”と思っていましたが、観察し、かつお掃除をすることで、一時的に楽になる（軽くなる）だけなのだと理解する事もできました。そして、その軽くなる作業こそが瞑想で、瞑想があることで、僕みたいな人間はその今という瞬間に感謝ができるということも。

• お金が入ってこない日々、心配で仕方がない。
• お金を稼いでいない僕は、男として、人間として価値がないのではないだろうか
• 仕事がないという事は、社会から必要とされていないのではないのだろうか。
• もっと認められたい。もっと慕われたい。もっと尊敬されたい。もっと……もっと……

お金という概念にトラウマがあって、且つ認証欲求（人に認めてもらいたい欲）が以前から強い僕は、日々、未来の心配と完璧じゃない過去の後悔と一緒に過ごしています。それはどう足掻いても（今は）変えられない、僕の素の部分。

この素の部分を”直そう”とする試みはどうも上手くいかなかったのです。瞑想することによって、あるいはヘミシンクをすることによって、一時的に積み重なった感情をクリアにできることがわかって、ただその透明性に不気味さを感じるようになって、その瞑想そのものを辞めてみる実験をしてみて。

結果的にわかったことは、一時的でもいいから感情の積み重なった層をクリアにすることはとても大切なことなんだなっと。日々の積み重なった感情は、そのまま放置する何層にもなって、どんどん深くに沈んで行ってしまうから、その都度奇麗にしてあげるのが、長期的にも効果的な心の浄化方法だと理解できたのです。

苦しかったし、お金への心配と欲で、自分でも信じられないアホな事はしてしまったけれど、それも経験のヒトツとして、また素の僕に必要な要素のヒトツとなんとか理解して、今後は瞑想を続けて行けたらと思うのです。

一ヶ月程度で疑っちゃぁ駄目だよなっとも思いつつ（笑）

心の浄化方法のきっかけがわかっただけでも、大きな一歩なのだと自分に言い聞かせつつ。