台所の窓から見える真実。

以前の狂気じみた金銭感覚が、一般的な節約志向の主夫感覚に戻ってきて。

新鮮な野菜を使って、できるだけ美味しいベジタリアン料理を工夫する事に楽しみを覚えて。

そして何より、しっかりとマリナが夕飯を食べてくれて、そして日々美味しいと言ってくれる事に喜びを感じる様になって。

*写真は昨晩作った揚げ出し豆腐＆揚げ出し茄子！

日々の夕方2時間弱は、それこそ毎日台所に立つ様になりました。まさか僕が、こうして台所に立ち続ける事に喜びだとか幸せだとかを見いだす事ができるなんてことは、少し前だったら全く想像ができなかったのだけれど、瞑想や非物質世界での体験を通して、「喜び」とは、そして「幸せ」とは何か……が見えてきているのです。

台所の窓から見える景色は真実を彩っていて、日々の料理の中で、ヒトツずつこの世の仕組みが解けて（ほどけて）きている感覚があります。この半年間に感謝しつつ、僕が文章にできることは、表現力は拙いかもしれないけれど、こうして発信し続けたいと思うのです。

神は存在する

日本で育って、小さい時から神社や神棚の存在に触れてきて、当たり前の様に感じる事ができる”神様”。

以前の僕は、神の存在を暗黙に認めながらも、結局は”自己責任”で人生は片付けられ、努力をする者のみが成功することができ、競争に勝ち自由とチカラを手に入れる事こと人間の価値だ、と。お金と権力は、とても魅力的でした。逆に言えば、努力をしない人間には価値がないとすら思っていました。つまりは全ては、”自分の努力と才能”だと。

今でも努力の大切さは信じています。ある程度の競争も、必要だとは思っています。

ただ、神の存在への意識を無視した上での努力や競争は、無意味だと思う様になりました。その方向性によっては、無意味どころか害にすら鳴りうるとも。

そう。台所から見える景色に、神が存在しているのです。”誰”でも”何”でもなく、”神’が。

”神の存在証明”は、哲学という分野において、中世の頃から議論され、膨大な量の資料が残され、研究され続けています。僕自身、哲学的観点から神の存在証明を議論できるだけの知識など全く無いに等しいので、僕の文章では、僕が”感じ”、そして”実体験として”理解しかけている神の存在について、様々な例を使って紹介していけたらと思うのです。

相当長くなるから、また連載ものになるかな…。

神はヒトツの存在なのかどうか

宗教の主流では、神を唯一の存在（唯一神）として捉えます。ユダヤ教にしろ、キリスト教にしろ、イスラム教にしろ、唯一神が存在し、その神の媒体として、ヤハウェが存在し、イエスキリストが教えを説き、ムハンマドが人々に助けの手を差し伸べました。

同時に、日本では八百万の神（やおろずのかみ）と言われる様に、全ての”もの”に神が宿ると考えられています。

僕自身の今の理解では、この”八百万の神”の感覚に近いところが真実なんだろうと思っています。全てのものには神が宿っている……っと。だからといって、唯一神を否定している訳ではなく、この違いは単純に、”見方の違い / 捉え方の違い”なんだろうと思っています。

”神と言われる存在が集まった集合体がある”と考えると一番解りやすいかもしれません。

魂の集合体とも言えるかもしれません。その集合体を”ヒトツ”と捉えれば、それは唯一神となり、その集合体の内部をつぶさにみれば、やおろずの神の存在となるのだと感じています。

神は存在します。

ただ、その存在を実感することは簡単ではありません。僕自身、まだその経験はできていないし、今書いている事もほとんどが脳で理解して理性的に書いている事なのです。

言語という人間が長い年月をかけて築き上げてきたものは、とても興味深いもので様々な真実へのヒントが隠されている様な気がします。次回は、日本の一単語に隠された神について書いてみようと思います。誰かから聞いたお話。誰かか忘れてしまったのが恐縮ですが、とても良いお話だと思うので。

このテーマ、どれだけでも長く書けそうです（笑）