”何”者かになる日とは。

幼い頃、おでぶちゃんで常に人目を気にしていた僕は、ずっと”クールでカッコいい”友達に憧れていて。

なかなか自分に自信が持てなくて、常に他人の目を気にし続けていた僕は、ずっと”自分のしたいこと”よりも、”周囲が僕に期待する事”を優先させ続けていて。

そして、小学校、中学校、高校、大学、社会人……と、どんどん広くなる生息地域、つまりは大きくなっていく社交性の輪の中で、上手く自分の立ち位置を掴みきれなかった僕は、ずっと”自分探し”という名目で文章を書き続け、そして、ずっと、”何者か”になりたかったのだ……。

っと今更ながら言葉で表現してみて。

きっと、多くの人が感じた事がある事。殆ど具体性など無いのに、それでも、中毒性を持って常に纏わり付く感覚。

『僕は、俺は、私は……、”ナニモノかになりたい”』……っと。

成功という名の幻想

僕も含め、多くの人が描く幻想。

それは、”成功”と”幸せ”は連動性を持つという事。成功すれば、幸せになるという方程式は、必ずしも正しくないと思うのです。勿論、成功によって得られる幸せはあると思うけれど、でも、それは僕ら”人”が持つ本来の使命ではない様な気がするのです。

少なくとも、”成功”という言葉を具体的に定義しないことには、連動性は生まれないはず。

20代前半、それこそ僕がまだお金儲けに対して以上な執着心を抱いていた頃から、自然と呟いていたフタツの事。多くの友達や知人に言葉にして伝え続けていたから、このブログを読んでくれてる人の中にも覚えてくれている人はいるんじゃないかと思う言葉。

それは……

『ヒトツひとつの言葉を定義する事の大切さ』

と

『僕が感じる”成功”の定義』。

当時から僕が信じ続けている”成功”の定義は、

「僕が好きな人、愛する人の成功（彼らが定義したり願ったりする成功）を応援し、一緒に形にしていくことこそが僕の成功」であるということ。不思議な事に、具体的には何をどうしていいのかさっぱりわからなくなる時もあるくらい、主体性がない定義なのだけれど、この10年間で、様々な解釈を経てやっと核（コア）に近づいてきた様な気がするのです。

”僕”も”僕が好きな友達”も、区別がなくなってくるのです。

そして、”僕”と”僕が愛する嫁”の境界線は、もっともっと曖昧に。

もしかしたら、”人が生きる上”で、”私”も”貴方”も、無いのかもしれません。気が合って、好きになって、大切に思えて、そしてその人を自分の一部の様に感じる様になって、さらに幸せを祈って、もっともっと言えば一緒に幸せを形にしていくというのが、きっと幸せのヒトツの形だと思うのです。文章だと、まだ上手く表現しきれませんが、”自分”が”自分から”脱皮した状態を感じているのです。

この夏は、とても嬉しい、幸せな夏になりました。

そして、その幸せは今後、ずっとずっと続いていくのだろうと思います。

そんな僕の幸せを共有できる日を楽しみにしつつ、僕の大切な人の幸せや成功を応援し続けられたらいいなと思うのです。そして、その力を信じているのです。