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男女の役割 / 我が道を進め

公開日: : _minoriDe, 日々の小話




故郷高山では大雪みたい……。

停電とか、通行止めとか、陸の孤島を体現しちゃった形になっているけれど、酷くならないことを祈りつつ。

 

ryu-in-snow

 

 

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朝食はシリアル。

お昼は昨晩の残り物のお弁当の時もあれば、リクエストに応えてお弁当をしっかり作る時もある。でも、だいたいはランチにミーティングが入るから外食(学食)になりがち。妊娠前はお昼は食べないようにするって言ってたっけ。

仕事から帰ってきた直後の夕飯がメイン。

7:30 – 16:30の規則的なお仕事なので、24時間体制になる一定の期間を除いて16:35には帰宅。家は大学キャンパス内なのです。早めの夕飯が1日の食事のメインになりがちだから、一週間の献立は被らない様に気をつける。お肉や魚を一切食べないので、どうしてもメニューは偏りがちなのだけれど、それでも”トマトパスタ”ひとつとっても、クリームベースにするかオイルベースかにするかで、味の変化はつける努力はしてる。

 

週末は午前中に大きめの料理を作り、ブランチ的な食べ方をして。

夜には、昼の残り物をアレンジしたり、或いは軽いスープとかサラダ作って残り物と一緒に食べたり。

 

 

様々な事情で、僕が家に入って主夫になり、マリナが外で働くとお互いに話し合って、僕の覚悟も決まった瞬間からずっと心がけていること。体調不良の時に休ませてもらう以外は、この一年、ずっと通してきた。「外食よりも美味しい」っと言ってくれるマリナのおかげで、外食は月に一度あるかないか。しかも、僕の食べたいフライドチキンを食べに行く程度。

 

当たり前だと思ってたのですよ。主夫である以上、これくらいのことをすることは。

上記の話を簡単にしてたら、何人かの知人から、「頑張ってるねー。凄いねー。」っと褒め言葉を頂いて、その褒め言葉に言葉では上手く表現できないような違和感を覚えて。

 

褒めてもらって嫌じゃないんですよ。むしろ嬉しい。

でも、”なんで褒めるの?”っという気持ちがふつふつと湧いてきて。

 

そのままのテンションで、FBにポツりと以下の様に呟いてみて。

 

家事を人生のメインにしてから丁度一年。

毎日ご飯を作り続けることとか掃除とか洗濯とか、「頑張ってて凄いですね」って内外から言われるのだけど、それは俺が男性だから?1年前まではバリバリに働いてたから?

毎日違うベジタリアンメニューの夕食を作ってるって言うと、吃驚されることもあるけど、それって当たり前の事だと思ってる。

世間の奥様とか、お母さんとか、勿論主夫の方とか、当たり前の事を当たり前に日々黙々とこなしていらっしゃる方が沢山いる。当たり前のことではあるけれど、「淳は頑張ってて凄い」と思うのであれば、一番身近な人も頑張ってて凄いんだって褒めてあげて欲しいなっと思うのです。

 

 

この投稿について、「主夫がいる家庭」を経験したことがある友達からメッセージを貰って。

そのメッセージを読み込む中で、僕の感じていた違和感がどんどん広がって、書かないと纏まらなくなってきちゃったので、こうしてブログに纏めてみます。

 

家事をする男は偉いのか?

 

日々、冒頭に書いたような家事をこなしていて、料理も洗濯も掃除もできるだけ一般の主婦の方に負けないように努力はしてきたつもり。料理はもともと好きだし、掃除や洗濯は機械が結構手助けしてくれるし。

 

それでも、「頑張ってるね。凄いね」っと言われる事は、僕が男だからなのでしょうか?

稼ぐ嫁と働けない旦那。この場合、「性別って関係なくね?時間がある方が、適性がある方がやればよくね?」っとやっと思える様になりました。昔は相当古風だったので、”男が家庭を養うべきだ”という強い気持ちはあったのです。

 

家事をする男性は、確かに素晴らしいと思います。尊敬しますし、僕も尊敬を貰えたら嬉しいです。

 

と同時に、家事をする女性も、とてつもなく素晴らしいのです。

家に帰って温かい料理があって、お腹いっぱいになって眠くなって翌日まで寝ちゃっても、朝起きたら台所は何事もなかったように綺麗になっていて朝の一杯の珈琲を楽しめる。

 

そんな日々を支えてくれる、母親、父親、主婦、主夫、そしてパートナー。

みんな素晴らしいと思うのです。

 

家事をする男が偉いと思ってコメントをしてくれるのであれば、家事をする全ての人を尊敬して、褒めてあげて欲しいなっと。特にあなたの一番側にいる、当たり前のことを当たり前の様にこなしてくれる素晴らしい人への感謝の言葉を口にして欲しいです。

 

 

そして、その家族を支える為に働いている人も、本当に本当に素晴らしいと思うのです。

僕の場合、マリナがいなかったら、何もかも成り立ちません。

 

身近な人に、一番近くにいる人に、感謝の言葉をかけられる日々であればいいなと思うのです。家族であればこそ、パートナーであるからこそ、大切な一言ってあるんじゃないかと。

 

無垢な常識が刃を向くとき。

 

僕らは日々、”当たり前”と表現される常識の中で生活をしています。

上記に書いた様な、僕が描く”当たり前”の家事は、僕以外の世界ではもしかしたら当たり前じゃないのかもしれません。日本では常識でも、世界では常識ではないのかもしれません。

 

上記の僕の常識(期待値:Expectation)はマリナとも共有しています。

日々、料理にバリエーションをつけて、マリナが帰ってくる時間には温かい料理がある様に準備する、という僕の当たり前。マリナにとってはとてつもない非常識な様で、

 

マリナ:「もし日本に移住して私が主婦になってたら、淳は私にこのレベルの家事を(料理を)求めてたってこと……?ないわー。私には絶対無理だわー、それ。」

 

っと真剣な顔をして言われました。まるで、僕が非常識であるかのように。

 

アメリカ人の奥様グループでお茶を飲んだ時にこの話をシェアした時も、”この人は頭がオカシイのかしら?”的な視線をいただきました(笑)その瞬間、会話がフリーズしたのはぶっちゃけ面白かったです。

 

そのアメリカ人の奥様達の常識は、

「ご飯は作れる時に作って、数日はそれを食べ続ける」

っというのが一般(そのグループでは)みたい。

 

 

常識っていうのは、とても不思議なもので、ある特定のコミュニティーの中ではとても有効に働くみたいです。いちいち説明する必要がないし、手間が省け、コミュニケーションの効率がぐっと上がります。

 

でも、忘れちゃダメなのは、普遍的な常識(正しい当たり前)なんてのは存在しないということ。

文化、国、言語、育った環境、収入、健康……なんでもいい、それぞれの要素によって常識は非常識にもなるということを僕らは忘れちゃいけないなっと思うのです。

 

時に、常識だと思っていることで、人を傷つけることがあるのです。

一言多いのかもしれない。あるいは、一言が足りないのかもしれない。それこそ、ケースバイケースでの判断が必要になってくると思うし、お互いの理解(あるいは理解しようとする気持ち)がとても大事になってくると思うのです。

 

そして、やっぱり最後は、お互いへの尊敬と感謝の気持ちなんだろうなっと。

男だろうが女だろうが。主夫だろうが、キャリアウーマンだろうが。

頑張っている人は輝いてるし、頑張っている人を支えている人も輝いている。日々のそんな一瞬を、感謝の気持ちに変えることができたら、世界は平和になるんだろうな……なんて思うのです。

 

ryu-in-snow

 

もう一度、実家の愛犬の写真を。我が道を行く愛犬です。

これが”我が道”だと、自信を持って。

 

 

* マイノリティ(少数派)としての生き方は、随時文章にしていきたいと思っています!

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