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自分の人生を生きる。

公開日: : _minoriDe, 日々の小話




 

生き甲斐だった仕事を失い、無職になってから14ヶ月ほど過ぎました。

ビザの関係もあって、この無職状態に変化はありませんが、母親の起業をサポートするという半分趣味、半分ボランティアの様な仕事を得て、昔のように日々の時間を楽しめています。

 

 

 

atsushi-sashico-profile

 

 

 

おかげさまで、この14ヶ月の間、アホなことで有名にならずにすみました。(普通にアホなことばかりはしてましたが)

 

何人かの方に心配していただいていた「お薬」系統には手を出さずにすみましたし(もちろん今までも皆無です)、お酒に溺れることも、煙草に依存することもありませんでした。禁酒はもう二年ほどにもなるし、禁煙もそろそろ一年。 心配していたうつ病の再発もなく、3週間ほど風邪と併用して部屋に引き篭もっただけですみました(←おぃ)。引き篭もったと言っても、マリナとは話してましたし、以前とは段違いにいい状況でした(笑)

 

ただ只管、自分と向き合ってました。「自分と向き合う」と書くとかっこいいですが、要は自分と他人とを比べて、今の自分をあやふやにし続けていたのです。答えを探しにも行きました。見つかった答えもありました。でも、日々、悩んで苦しんでばかりでした。

 

そんな空白の、ある意味では漆黒の時期を経て、今思うのは……

 

 

「自分の人生を生きる!」

 

 

っという言葉です。

僕自身、最近になって、母親の起業を手伝うことになって感じられるようになったことなので偉そうには言えないのですが、それでも同じような苦しみ、「人と比べて生きる苦しみ」という性質を持っている人はきっと多いはずで、そんな人たちに少しでも変化のきっかけを伝えられたらと思うのです。

 

 

2014年の一年間、僕の日々は一定の割合で、「他人の人生」を生きていました。

どういうことかというと、日々の予定の中でぽっかりと空いた時間で、Facebookを始めとした友達や知人の日々の活躍を目にして、

 

「いいなぁ。素晴らしい人生をおくってるなぁ」

とか、

「精一杯働ける、やりたい仕事ができるっていうのは羨ましいなぁ」

っと僕以外の誰かの人生に焦点を当てた日々を送っていました。

 

日々の仕事がなく、且つ夢も目標もなくなった日々というのは、このぽかりと空く時間はとても多くなってしまうのです。結果、なんだか自分の人生を生きている感じはしなくなります。

 

これは、「自分の人生を人の人生を比べて、落ち込んだり悩んだりする」現象に似ています(厳密には違うのだろうけれど)。隣の芝は碧く見えるといったあれです。要は、「(可能性は低くても)自分がなれたかもしれない誰か」と比べているのです。その可能性がどれだけ低くても、ゼロではない限り、僕らは他人と比べ続けます。誰にでも時間と機会はあったから、「こうあるべき自分」と、「今いる自分」を比べる際に、SNS上にいる知人友人を基準点に使うのは当然のことなのかもしれません。

 

でも、「比べている誰か」は、「もしかしたら、本当にもしかしたら成れたかもしれない自分」であって、決して「今の自分」ではないのです。「今の自分」は、今この瞬間には変えられません。今を積み重ねた未来にこそ、変化という「通ってきた道」が見えるのです。

 

 

「人と比べるな」

なんてことは僕は言えません。「人と比べること」は僕の生涯のテーマになるだろうし、これまでもたくさんの想いを文章にしてきました。それでも一つだけ言えるのは、「自分の人生を生きる」ようになると、SNSを見てもそれほど心が揺さぶられないようになります。吃驚するほど、「スルースキル」が使えるようになって、「誰かの幸せそうな日々」への耐性ができてくるのです。

 

 

繰り返しますが、僕自身、自分の人生を生きていると思うようになったのは、ほんのここ最近。

母親が頑張る起業を見て、僕はこうして「誰かを応援する」人生でいいんだと心から思えるようになりました。20代の初めからずっと言ってきた、ずっと描いてきた僕の成功の定義と、なんだかんだで一致します。

もちろん、母親の応援だけで終わるつもりはありません。僕が好きな人は、母親以外にも沢山います。何よりも嫁と、今後生まれてくる娘の成功を祈っていますし、それ以上のことも勿論起こりうると思います。

 

 

「自分の人生を生きる」

 

それは、「自分の器を認める」こととは、似ているようで実は違います。諦めや妥協がないところで、「自分の人生という道のりのなかの”今”」を感じてみて欲しいのです。繰り返し言っていることだけど、”今”という瞬間には苦しみは存在しません。過去や未来に生きるから、後悔や不安という形で苦しみが生まれてしまうのです。最近日本では、「マインドフルネス」という言葉で認識され始めたことなのかな?

 

「自分の人生」

ありきたりな言葉ですが、一度しかありません。だとしたら、SNSをみて歯ぎしりするよりも、自分で一歩を踏み出して、自分の人生を歩んだ方が、きっと楽しいんだろうなと思うのです。

 

*それは「お前だからできるんだよ」っというお気持ちを持つ読者の方もいらっしゃるかもしれません。そう思ったら、ぜひ、その想いを僕にメッセージでもコメントでもいいので伝えてください。そのコメントを拝見し、きっと納得のいく返事をお届けできると思っています。

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Comment

  1. 林 収 より:

    (^ω^)

    自分の行く道や、よそ事に気をとられるようなとき、この、自分で書いたコメントを読み返して下さいね
    (⌒▽⌒)

    他から教えてもらうのも大事ですが、自分で取り込むことが大事やからね〜(^_^)
    たぶん、奥さんはそれを待っていたんだと思います。

    • atsushijp より:

      >林様

      コメントありがとうございます。
      見守って頂けている事、すごく暖かい気持ちでいっぱいになっています。

      このエントリー、ずっと書こうとは思っていたものでした。
      でも、心から感じることができるまで書くことができなかったのです。今後、ここにまた事あるごとに立ち戻りたいと思っています。

      嫁は……「今のままでいいことを理解」するまでは、待ち続けてくれるんだと思います。ありがたい話です。

  2. 林 収 より:

    あ、自分の歩く道がわからなくなった時、、、ですな。失礼いたしましたヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

    • atsushijp より:

      訂正までご丁寧に!
      本当にありがとうございます。またどこかでお会いできる日があったらいいなぁ。

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