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主夫の再定義。

公開日: : 最終更新日:2015/03/27 おっさんの子育て




 

僕とマリナの暮らしに、里央菜が加わって。

僕とマリナがそれぞれベストだと思ってきた生き方に、里央菜は、時には笑顔で、ほとんどの時は大きな泣き声で変化を与えようとしてくれていて。寝不足の日々の中で、里央菜のお世話だけで気がつけば朝昇っていた太陽が沈んでいるような時間感覚の中で、けっこうな充実感とともに楽しめているのです。

 

書きたいことだらけ。

以前のように、パソコンに向かう時間がまとまって取れそうにないので、備忘録の様に、あるいは共有したい想いをできるだけシンプル化させた文章で、表現していけたらと思うのです。

 

シュフ(主婦・主夫)の仕事とは

 

夫婦それぞれにとって外国の地のアメリカで、それこそ二人三脚で子育てをしている中で、ふと、僕の今までの「主婦(主夫)の仕事の定義」って、実際とズレていたのかもしれないなと思うようになりました。

思いっきり簡潔化させた文章で書きます。きっと後々の説明をしないと誤解も生まれるかもしれないけれど、それすらも覚悟して再定義をしたいと思って。

 

今まで僕は、主婦(主夫)の仕事とは「家事を完璧に近いレベルでこなすこと」だと思っていました。

家事に完璧なんて言葉は存在しないと重々承知しながらも、日々の中でよりより料理を作り、部屋は常に綺麗にしておき、快適な生活空間を常に保つことが、主婦(主夫)の役割であり、仕事だと思っていたのです。その快適な生活空間こそが結果であり、一般的な仕事で言えば、「評価」に値するべきなのだろうと。

 

だからこそ、日々、より美味しく、より健康的な料理を作るためにいろいろ研究したり、得意じゃない掃除も、アメリカで流行りの専門サービス等には頼らずに全て自分でやってきたのです。何よりそれが評価につながると思っていたから。ある意味では、仕事をしていない(仕事ができない)自分、つまりは収入がない自分への罪悪感からの贖罪のようなものだったのかもしれません。

 

「イクメン」とか「家事をする男子」とか、やっぱり男性は家事をすることで、当たり前の家事が何か特別なことのように表現されます。すると、実際に家事をしている僕ら男子も、「男が家事をしているのだし、主夫なのだから、それは完璧に近い家事を、育児をこなしてやろうじゃないか」と思ってしまうのかもしれません。少なくとも、僕はそう思っていたのだと思います。そこには、「男が外で稼ぎ、女が家に入る」という昔ながらの考え方の名残もあるような気がしていて、「男が家に入るなら、それなりに頑張れよ」という穿った見方をしていたのかもしれません。

 

でも、そう考えると、「イクメン」っていう言葉に違和感が出てきますもんね。本当に男女平等と言われる社会であれば。

(個人的には男女は平等でも、違いはあると思ってはいます。それはまた別の機会に。もうね、僕がおっぱい出ればどれだけ嬉しいかw)

 

最近、上記の面倒な考え方が吹っ飛んで、ふと一つの考えに至ったのです。そして、それがきっと僕の主婦(主夫)の答え。

 

主婦(主夫)の仕事とは「家族を守ってあげること」。

 

 

「俺、料理できるからすげー主夫なんだぜ。パンも焼いちゃうし、納豆も作っちゃうんだぜ。」

とか、

「俺、育児頑張ってるでしょ。哺乳瓶の扱いなんか、もう一流だぜ。」

とか、

イクメンでも家事ができる主夫でも、ふと自慢しちゃいそうなこと(実際僕も自慢してたし)は、ぶっちゃけどうでもいいのです。「主語が第一人称(俺目線)」の家事行為は、きっと僕が今回気が付いた主婦(主夫)の答えではなくて。

 

そんなことを思っていたら、そんな風に考え方をオープンにしていたら、ふとあるツイートが目について。

主婦と呼ばれる立場に期待される家事とは「常に、家族の誰かを頭の片隅に置いて行動しなければならない」行動の総称ではないか。(@kuriryuさん)

 

 

もう、その通りなのだと思うのです。

マリナと里央菜のことを常に頭の片隅において、この二人にとって何がベストかを考えて行動する。その思考の結果が、美味しい料理であり、パンであり、納豆であり、育児なのだと思うのです。どうも主夫には自己実現の要素が多すぎる気がして。少なくとも僕はそうだったし。

 

料理を研究し、日々美味しくて健康な料理をつくることも。

毎日の掃除をして、居住空間を快適に保つことも。

家事をいかに効率化させ、生産性をあげていくことも。

 

全て大事なことなのです。

でも、忘れちゃいけないのは、主婦(主夫)の本分は、家族を守ること。家族のことを第一優先順におかないような家事は、どれだけ素晴らしいものでも違ってくるんだろうと思います。

*ちなみに努力して、主婦&主夫としての自己実現することが悪いとは言ってないのです。それがメインの目的じゃ違うんじゃなかというだけの話で。定義は人それぞれで違っていいですしね。

 

 

 

だだだーーーっと書いて、ひと段落したら里央菜から可愛いメッセージ(泣き声)が。

パパの気持ちも読んでくれる、とても頭のいい子です。もうメロメロです。

 

ウンチにまみれてきます。では。

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