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メロンパンを焼いたら…




 

メロンパンを焼いたら、自分が壊れました(笑)

 

これは勿論、全く因果関係はないのだろうけど、メロンパンを作って一個食べて、疲れで早めにベッドに入った後、あまり覚えてないのです。日常の事はしてたのでしょうが、気がついたら一週間。

 

鬱ってたという訳でもない気がします。

自分を責めた時間があったことも覚えてるし、ぼーっと天井見てた時間がもあったのですが、でも昔の「消えてしまいたい鬱」ではなく、「なーにしてるんだろう、俺」っていう時間の過ごし方でした。

 

前のブログには度々書いている鬱病。20代の初期、(母と嫁によると)結構酷い鬱病を経験してるので、今回のは鬱病ではないと思うのです。明らかに違う。一週間経った今、普通にパソコンに向かえてますし、急激な体重の増減も、希死念慮もそれほど強くない。でも明らかに壊れてたのは事実なのだと思います。実際、予定していた(自分に課していた)事は何一つ手について無い訳で。

 

 

僕らは何かがあると、その「何か」に「理由」を求めます。「理由」はすなわち「意味」となります。不思議なもので、「人生に意味はない」と心のどこかで信じている僕自身でも、「意味」があると前に進みやすくなります。そして、今回の一週間も、きっと「意味」を付加させて前に進むんだろうなっと。

 

 

9月前半の帰国。

亡き親父(前社長)の苦しみを聞きながらの仕事。親父の話を毎日数時間聞く日々。時には親父に対して叱責。

10月16日の親父の急逝。

忌明け(三十五日)後の母親(俺も)の会社解雇。

12月前半のアメリカ戻り。

 

そして、職を失い、20代を懸けた希望を他人の手に委ねる事になり、それでも挫けちゃいけない、母親の気持ちの整理のサポートはしたい、僕自身、「何かをカタチに」しなきゃいけない。「カタチ」にする為に、日々の生活は規則正しく節制されたものでなければいけない。

 

気がつけば、2月頭までの5ヶ月間、土日関係なく、それこそ全く休みという事を考えずに突っ走ってたんだな…と。母親の力になりたいという「WANT」以外は、全て「SHOULD」で、しなきゃいけないって自分を追い込んで。

 

日本にいた時は日々が戦いでした。

アメリカに戻ってきて日常としては解放されたけれど、精神的にはガッツリ自分をコントロールしようとしてたんだと思うのです。親父がいなくなってしまった現実が信じられなくて、でも悲しみに耽るのは僕らしい日々じゃなくて、だからこそ、日々できることは全て完璧にしてやろうと。仕事や希望がなくなっても、僕は親父の自慢の息子であろうと…。そんな風に考えていたのかもしれません。

 

マリナに言われました。よく考えれば尋常では無い一ヶ月(1月)を過ごしたんだな…と。

身体を絞る為に(規則正しく生きる為に)、二日に一回のジム通い。1時間の筋トレ→1時間の有酸素運動(ランニング)→1時間の水泳→1時間のストレッチという4時間を律儀に毎週3回(律儀に2日に1回)。

家事は完璧にこなす為に、マリナには何一つお願いせず。たいして美味しくもない外食をするよりは…と全て毎日夜は手作り。二人でダイエットも考えてたから、脂肪燃焼スープは常に作り、プラス普通の食事。

ジムに行かない日(あるいはジムに行った後に買い出し等の予定が無い日)は、図書館に通い、オンライン授業(coursera等)を受けてみたり、ブログ書いたり、言語の勉強してみたり。

 

この一週間の前半、マリナは放置してくれました。

心配しつつも、放置。最高の処置。流石です。少し話せる様になった当りで、「意識は知らんが、脳は絶対に休みを欲してる。強制スリープだよ」っと笑顔で言ってくれ、内緒にしてた上記の日々の流れを伝えたら、「だから貴方っていう人は…」って苦笑いしてくれて。

 

 

前向きになってきたな…と思えるのは、こうしてブログを書けるのと同時にもうヒトツ。「あの一週間を無駄にしてしまったな…」と自分を責める事を始めたからです。精神衛生上、良くないのだけど、これが僕のデフォルトなのでやっと通常運転に戻りつつあるのかな…と。上記クレイジーな日常には戻らないかもしれませんがw。

 

 

(焼く前の生地。二次発酵前です。クッキー生地のカロリーが…怖い)

2014-02-02-11.57.06

 

(焼き上がり。クッキー生地のベーキングパウダーが少し足りなかったかな…苦いの嫌なので、出来る限りいれないのです。でも割れなくて良かった!)

2014-02-02-13.16.36

 

 

 

で、メロンパンを焼いたら、壊れました(笑)

壊れてた間の事は、徐々に思い出すんだと思います。いろいろ考えたと思うし、たくさんの夢を見ました。今は覚えてなくても、少しずつ必要な時に必要なだけ思い出す…なんていう不思議な能力を持ってるので。

 

また思い出したら、ブログに書きます。

一週間、放置してたブログですが、沢山の方に来て頂けて嬉しいです。今後とも宜しくお願いします。

 

 

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Comment

  1. たかし より:

    淳さんの今の生活、村上春樹の短編みたいです(^^)悪くない例えだと自負しています(笑)

    あと、奥さんすごいですね!

    • より:

      >たかし

      >> 村上春樹の短編みたいな生活
      雰囲気は伝わるけど、言葉では巧く説明しきれん例えやな(笑)実際の短編みたいに。

      マリナ、いつか会って貰えると嬉しいな。

  2. おさむ より:

    意識のある無意識。
    単純に身体(脳を含む)が欲していた時間ですね。
    日常における睡眠、ないしは逃避と同等でしょう。 奥さんがしっかりしとるから大丈夫やね (^ω^)

    • より:

      >おさむ さん

      コメントありがとうございます。嬉しいです。
      昔は逃げる事が凄く嫌で、それで病気にもなってましたが、今では逃げる事も大切なことなんだ…とやっと理解できてきた所です。まだ下手なので身体が先に反応しちゃう事もあるのですが。マリナには感謝です。それでも、彼女も不安定になることもあるので、そういう時は僕が支えられたらっと。三角関数みたいな夫婦でいいのかなっと。

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