自家製納豆！part. 1

結婚当時「ビーガン（完全菜食主義）」だったマリナと、思いっきり違う食生活でもなんとか一緒にやっていけるかな…と唯一に近い希望にしてたのが、二人とも「納豆が大好き」だったという事。乳製品すら食べない菜食主義だったマリナが、少し僕に合わせて普通の菜食主義になった後でも、納豆（マリナは基本納豆巻きだけど）は、人気のメニューで。

当時は有り難い事に近場で納豆が購入できたし、それなりにお金もあったりしてた状況だったので、バクバクと日々納豆を食べて過ごしてました。

引っ越してきて、ペンシルベニア州のど田舎の町で、日本食（というかアジア系食材）を購入する為には、最低1時間は車で買い出しに行かなきゃいけない場所で、納豆は或る意味で高級食となっておりました。1パックで1ドルちょい（150円程度）はキツいです。二人で300円。満足に食べたいと、もっと。しかも買い出しにもお金がかかる。

…という訳で、貧窮学生時代に挑戦し、その後何回か試した自家製納豆をば。再挑戦！

納豆菌だけじゃなくて何かわけのわからない菌を繁殖させて、アンモニア臭しかしない豆になったり、学業が忙しく放置し忘れペーストにしてしまいルームメイトから大顰蹙をくらったり…と思い出深い自家製納豆作り。

オーブンの発酵機能があれば、一番作りやすいのだけど、今回借りてる家は古いので、普通のオーブン。外は常に氷点下の状態で、家の中でなんとか納豆の周囲だけは40度前後に保たなきゃいけない…。ふむ…と、考えた末に行き当たったのは、クーラーボックスと湯たんぽ。タオルに巻いて、調整する事で、なんとか発酵してくれそうな温度環境を整える事ができました！

成功すると思わなかったので、あまり写真を撮っておらず。次回はしっかりと記録します。

+++++費用メモ+++++

大豆 1LB (453g) x 4 袋入りで $11.50。

使えない部分（他の料理に使用）も含めて、200g で3食分くらいの完成品。

大雑把に計算して、一食¢ 40（=40円）くらい。

…これだけ苦労して、日本だと小売り価格だと思うと苦しい…けれど、アメリカだしね。

+++++簡単な+++++

まずは一晩水につけた大豆を（実際は時間がなくてお湯に5時間程つけただけの大豆を）、圧力鍋で煮ます。写真が無いのだけど、一度沸騰させて白い泡を取り除いた後、圧力を限界までかけて、そのまま圧が抜けるまで放置するといい感じにゆであがります。

茹であがる頃合いをみて、熱湯消毒した入れ物に市販の納豆（ウチは冷凍もの）の1/3程度を入れ、熱々の大豆を投入し、ぐりぐりと混ぜます。ここから、40度の環境で、24時間発酵。

…で完成すると

少し粘ついてきます。あーー写真が足らん。

もう少し上手に発酵が進むと、大豆は小さくしぼみます。今回は温度管理が下手でした…。本気でやる次回は4時間置きには温度を管理しなきゃと思います。寝てられません。マジです。

刻みネギと醤油とわさびでグリグリかき混ぜると、あら、納豆。

少し粘り気が少ない気もするけれど、味はしっかり納豆です。今日まで2食食べたけど、お腹は痛くなってないし、上手にやればお友達におすそ分けできるレベルになるかも！

パン、塩麹、納豆…と自家製にハマり、そう考えると今年の夏はプランターでも良いから自家製野菜でも作ってみようかな…と主夫の鏡みたいな生活をしております。

次回は、しっかり納豆制作レポートを作ります！乞うご期待！！