良い音楽を聞くと。

千葉さん（伊坂幸太郎さんの「”死神の”シリーズ」の登場人物）じゃないけれど、良い音楽を聞くことを、生きる事の最大の目的にしてもいいんじゃないか…なんて思った頃もありました。僕は千葉さんじゃないし、決して千葉さんの様にはなれないけれど。

音楽はそれでも好きで、良い音楽を聞くと、やっぱり感情がスムーズになった気がします。木工で言えば、かんな削り。健康ランドで言えば、垢擦り。ちょっと違う気もするけれど、いいアルバムに出会えたので、集中して一度聞いて、その後はヘビーローテで「〜ながら」で聞いてます。

17歳の時、部活引退後、めっちゃドキドキして20時からしかOPENしないジャズ喫茶に入る様になって。受験への勉強が終わって、高校卒業から留学開始までの数ヶ月は、マスターにいろいろ教えてもらいながら、JAZZの魅力にどんどん引き込まれていって。いやー懐かしい。良い音楽を聞くと、得した気分になるのはなんでかなーと今でも不思議です。

良い文章を書けた…と思った時の達成感と、良い音楽を聞いた時の満腹感は、いい感じで僕の成功の両輪なのかもしれません。

高山市の実家の同じ町内で、良くお世話になった方が、「NYCに行くならこの人の音楽は聞いたら良いよ！僕の友達だけど、世界屈指のトランぺッターだから！」と紹介してくれてたミュージシャン、TAKUYA KURODA さん。Youtubeでのアーカイブを楽しんだりしてたのだけど、今回やっとCDを手に入れました！

うーん。素晴らしい。

趣向として、どうしてもリズム隊、特にベースに耳が向いてしまうのだけど、すごーーーく良い。安定しつつもR&Bぽく動くベースの上で、軽快に飛び回ってる感じのトランペットが、すげーーーー心地いい。

で、日本のアマゾンでも買えるのかなーっと調べてみたら、日本人初のブルーノートNYと契約された方なんですね…。こりゃ、NYCに3時間かけて聞きに行くっきゃない！その為の資金をなんとかして稼がないと…と。ヒトツのアルバムで凄く前向きになれるのです。

良い音楽と軽快な文章。

煙草もお酒も禁止して、お肉も家では食べない様にしてる修行僧みたいな生活してますが、それでも音楽と文章があれば、晴れやかな一日は送れるもんだな…っと。

紹介して下さったHさんと、素晴らしい音楽を世に出してらっしゃるKURODAさんに感謝！

Rising Son