*

焦り。焦るタイミングじゃないのに。




 

寒さに意識が集中しちゃって、春の訪れなんてまだまだ先だと考えがちだけど、カレンダーを見ると、もう3月3日。僕が、混沌とした家業と心残りのある日本を離れた日から、もう三ヶ月が過ぎようとしていて。

 

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「三ヶ月」

長かった様な、そしてあっという間だったような。「半年間くらいは具体的に動かない様にする」って三ヶ月前に決めたから、何もカタチになっていないのは当たり前のことなのだけれど、でも、あまりにも日々が単純に過ぎていってしまって、そして稼がない人間になってしまって、やっぱり焦るのです。稼ぎたい…と思うのです。

 

「働かない or 働かない理由」は何度もこのブログにも書いていて、読んでくれてる方に有益な情報とか提供できずに申し訳ないかな…と思いつつ、それでも自分の気持ちを整理する自己満足的目的で今後も書き続けてしまうんだろうなと思うのだけど、僕が働けないのは査証というとても厳しい移民法の中で制限されてしまっているから、なのです。

日本にいたら、きっとこの三ヶ月という期間を経て、就職活動に靴底を減らしているのかな…と思う。少なくとも、今程ぼーっとはしていないだろうな…と。

 

時間はあるのだから、「じゃぁ旅行に行こう!」と思った事はあるのだけど、僕がアメリカにいる一番の理由が、嫁と一緒に、今迄犠牲にしてきちゃった時間を過ごしたい、できることなら家族を増やしたいっていうものだから、長期間、それこそバックパッカーとかっていう安旅ができる状況にはないし、逆に、世界中に散っちゃってる友達に会いに行こう!という壮大な目標を立てても、それが小さい規模でも世界規模でも、結構なお金を消費しちゃうのは明らかで、そうすると貯金でお小遣いを賄ってる身としては、秋以降から始まるかもしれない授業に、大した額じゃないから余計に、貯めとかないとなーっと自制が働いて。

 

 

加えて米国永住権申請への纏まった支出だったり、それが上手くいかなかった場合はイスラエルや日本への移住っていう、それまた出費が激しい事が待ち構えているから、ある程度の貯金はしておきたいし…。

後、愛猫が可愛い&病気がちなので、マリナと二人で旅行っていうのもなかなかできず。

 

 

っとウダウダ考えてしまうのです。ウダウダ。もう、そのウダウダ感が時間の無駄で。もう情けない程に。

 

沢山本は読んでるし、(←完全に趣味だけど)

今迄できなかった勉強で一日ずーっと遊んでるっていう事はないし、

適度に筋トレして筋肉はついてきたし、

禁煙成功したっぽいし、

家事はほぼ完璧にこなしてる自信はあるし、

 

っと、ある程度充実した日々は、客観的に見て、過ごせている気はするのだけど、収入を得てない(=お金を生む活動をしていない)という事がこれほどまでに精神的な満足感を削ぐっていう事を、今更ながらに実感していて。もう、吃驚です。

いくら勉強をしても、いくら言語が扱えても、いくら知識の引き出しが多くても、人様に感謝されて結果お金を頂くという活動をして、初めて満足感が生まれるんだな…という事に気がついた30歳です。将来的には違うのかもしれないけれど、今の僕にとって、満足感には収入が必要で、その収入を得るためには、今の所、アメリカでは違法になっちゃうという矛盾。困ったものです。

 

インターネットで仕事はできるので、そこから収入を発生できるような活動を、なんとか考えていくしかないです。翻訳…しか思いつかないけれど。アフィリエイトも、サービス制作も、時間はかかるけれど、やっぱり考えて進めていくしかないと思うのです。今のままだったらどこかで爆発しちゃうかもしれない。そんなに焦っちゃってる3月初めの月曜日。

 

 

週末、お隣に住むインド人&アメリカ人の夫婦の、旦那様(インド人)の方とAfter-noon Tea。僕も彼も、二人とも主夫です。嫁が働いて、旦那が家事をして。彼には4歳になる超可愛い息子さんがいて、子育てで日々忙しいみたいだけど、「仕事をしない」という事に関しては、相当のストレスを感じているようで。彼は永住権を持っているので、働こうと思えば働けるのだけど、この田舎町では彼の様な超優秀修士学卒は「over-qualified」となっちゃって、働けるのは病院、大学、役所的なものだけ。

*アメリカでは仕事毎に詳細な説明があって(Job Description)、それぞれの学歴、職歴の人たちの職を守る為に、めちゃくちゃ明確に仕事が制限される仕組みになってます。通常の大学卒くらいじゃ、それほど影響はないけれど、博士とか修士とか持ってると、清掃業とかっていう学歴が必要とされない職には、なかなか就けないという矛盾を抱えてます。それでも、2008年のリーマンショック以降、その仕組みも変わってきて、ファーストフード店で働く大卒の人もいるだろうし、その逆もありそうだけどね。でも、アメリカって、日本よりも学歴主義社会です。これだけは間違いない。

 

彼の言葉、
「本来だったら、働かないっていう事は相当のエリートであったはずなのに、なんでこんなに満足できないんだろうね。苦しむんだろうね」
っと。
実際、そう思えばそうなんですよね。お互い嫁が生活費は稼いできてくれているから「働かなくても良い」、考えようによっては最高の状態なのだけど、その状態には満足できずに不満に思っちゃう。彼の場合は、彼が外に出て、安い給料で働くよりは家にいた方が結果として家にお金が残るからという理由。僕は上記の査証の理由。お互いの働かない理由を励まし合ってるレベルです。答えが出せない愚痴になっちゃうから、日々一緒にいるのは避けているのだけど。
「トルストイとかニーチェとか、完全に働かない貴族的階級だからこそ、あれだけの功績が残せたんじゃない?」という議論にもなって、本来「働く」のは身分の低い人のすることで、身分が高い人は働かない事がステータスだったんだっていう話になって、結果「僕らは低い身分の出身だから、働かないと不安で仕方ないんだろうねー」っと自虐的に話を終えちゃってたり。
ありがたい状況だと思うのです。ハードの面では何も不満はない。
でも日々の生き甲斐というソフトの中で、やっぱり何かが欲しいのです。

最近、「無職」とか「ニート」とか「ひきこもり」とかっていうキーワードに、今迄以上に興味を持つ様になりました。以前も相当気になっていた社会問題だったのだけど、いざ自分がそうなってみて、本当に社会として解決策が必要な問題なのかもしれないな…っと。

個人的に言ってしまえば、努力しない人、あるいは努力をしようとしない人に支援をする必要はないと思っています。なので、”原則的”に生活保護にも反対。セーフティネットは絶対必要だと思うけれど、どうせ同じお金を使うのであれば、仕事を作る事が根本的な解決策になると思っていう程なので(それにはマネージング側の性善説が大前提なので、これまた難しいのだろうけれど)。

 

 

日本国内でも、日本国外の発展国でも途上国でも、僕個人として、「頑張っている人には、それだけの生活レベルと満足感」があっていいと思うのです。頑張っているのに、その頑張りに見合った生活ができていないのであれば、そこには社会の歪みがあるんだと思う。頑張る分野…という事もあるだろうけれど、全ての人間が、効率的な分野でしか頑張らない様になったら社会はまわっていかないわけで、そこも踏まえた上で、努力に見返りを創出できるだけの社会であって欲しいと思うのです。

 

…社会について書いてたら、どんどん話がズレてきた…ので、改めて文章にします(笑)

とりあえず焦る。でも焦った所でなにも始まらないから、こうして文章にして気持ちを落ち着けて、勉強と読書と家事の日々をまた始める。この感情もきっと将来の糧になると信じて、んでもって、なんとか収入が得れる方法がないかと常に模索しながら。

 

国際結婚は大変だ。

 

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