【告白】やり過ぎた感の節約

*画像に意味はありません（笑）。

夕飯後、マリナと話してて、この三ヶ月の僕の異常さが、お互い笑えるレベルにまで時が解決してくれたので、あまりにも酷かった僕の”落ちてた”三ヶ月の一部分のご紹介。…というか、告白です。恥ずかし過ぎて…。でも、精神的にこういう所まできちゃうこともあるんだって、良い経験。なんだかんだで通常（？）に戻れたし。

え…っと。

『度を過ぎた節約をしとりました。いや、マジで異常でした。』

無職の状態の自分がどうしても許せず、僕個人に費やすお金をできるだけ削っていたのです。究極は2月でした。マリナにも内緒にしてたのがバレたのが3月頭くらい。なので、1月と2月の二ヶ月間（メロンパン事件中を除く）は本当に異常な『ケチ』を貫いていました。

一例を挙げると…

• マリナに準備する夕飯以外の食事は基本的に残り物。残り物がなければ食べない。
• マリナの職場の福利厚生で入ってるジムに通って、そこで運動後にシャワー。家のシャワーは燃料費に多大な影響を与えるので使わない。
• 嗜好品は取らない。お菓子も煙草もゼロ。唯一珈琲だけは例外にしてたかな…。それでも一杯10円いかないレベルだけれど。
• 本好きなのに、本すら購入せず。マリナが持ってる本を読むか、以前読んだ本を読み返すのみ。
• 外食なんてゼロ。お金がかかるから、お茶の交友関係も断つ。誰かに会って話す気分でもなかったし。

っと、或る意味では一般的な節約をしつつ、その上で究極に危ない状況になっていた一例が

• マリナが居ない日中は、寒くても10℃程度に温度設定。猫ちゃんには湯たんぽ。俺は着込む。（寒すぎる時は図書館に非難。）
• 水道水はフィルターを通して飲んでいるのだけれど、買い替え時期が近くなった際は、ジムとか図書館で飲みだめ（笑）

この辺りでマリナにばれて、普通に怒られました。

仕事をしてないんじゃなくて、主夫なんだから当たり前に生活して欲しい…っと。マリナの稼ぎの半分は僕にも権利があるのだ…と。

有り難いのだけれど、なかなかその言葉が飲み込めず、罪悪感と無力感でひたすら自分を虐めてたんだろうな…と思うのです。もう、やり過ぎた感の節約です。人間、追いつめられるとここまでいくんだなーっと（笑）

時間はあった時期なので、他の「無職」の人たちが何をしてるんだろう…とネットで安心を求める時もありました。主夫であって「無職」じゃないから、実際に無職で追い込まれてしまっている方々と比べてしまうのは本当に卑怯だし卑劣なのだけれど、でも実際に心の中では僕はホームレスの様な感覚で生きていたのかもしれません。

ネットで調べると、沢山の動画が出てきます。

「無職」「ホームレス」「ワーキングプア」「ニート / 引きこもり」「派遣」

食い入る様に動画を見ました。今でもハッキリ覚えていますし、今でも映像が焼き付いて忘れられないものもあります。それだけ、僕にとって「仕事をすること」はアイデンティティの根底にあって、どれだけ文章で「僕は大丈夫だ。僕は恵まれている」と言った所で、仕事をしていない（ビザ関連でできない）日々に苦しめられていたんだと思います。

*動画でみた社会問題の事については、また別途どこかで文書にしたいな…。

その後、マリナとじっくり話し合って、モンロー研究所とかを思い出して、自己投資という考え方も僕自身の、「働かない僕（子育ての必要がない主夫）」の存在意義もぼんやりと見えてきて、3月後半から4月は、ぼちぼち異常な状況からは抜け出せています。それでも、まだシャワーはジムに行ったついでにするようになっちゃってるけれど。

節約、やり過ぎたっというお話です。

お金って大切だな…と。

20代の前半、お金が僕の全てでした。お金の有無で人を判断する事もあったし、お金持ちになることだけを夢見てました。でもあまり楽しくなかったのです。

20代の後半、お金よりも守りたいものが見つかりました。でも、その守りたいものを守るためには、お金が必要で、いかに効率よく使命とお金を健全的に回して行くかを考えていました。この頃が一番楽しかった。それだけ僕の役割があったんだと思うのです。

そして今、強制的に無職になって、お金という概念から生まれる価値はとても大切だな…と。お金そのものも大切ですが、それ以上に、『「お金を稼げる」という自信』が何よりも大切なんだと思うのです。どんな状況になっても、お金を稼げるという状況は、状況がどれだけ変化しても、人様に認めてもらえるという保証。保証なんてどこにもないとは思いつつも、それでも、「お金を稼げる自信」はやっぱり欲しいし、その自信は日々の仕事を通して得られるものだと思うのです。

とりあえず、数ヶ月ずっと無職であることに不満を持ち続けると、「お金を稼ぐ自信」はどんどんと少なくなっていって。最後はゼロになります。本当に怖いのだけれど。

きっと今の僕にでもお金を稼ぐ方法はあるはずなのです。

それすら見いだそうとしなかった数ヶ月の過去は、それはそれで大切な経験なんだろうと思います。その上で、今の僕にできることを少しずつ社会にオファーしつつ、金銭の多価じゃなく、「お金を頂ける＝プロ」としての能力があるんだ…という事を、一個一個確認する様な春と夏になればいいな…なんて思っています。

いつか、僕自身に余裕ができたら、同じ様な苦しみを持っている人、そして実際に働けずに貧困状態にいる人の力になれればいいな…なんても思うのです。

頑張ろっ。

*なぜかトトロのぬいぐるみの写真が頭から離れないので。