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最近、泣いてばっかりだな。

公開日: : 最終更新日:2014/08/13 ライフライン




 

『ライフライン』から帰ってきて数日。

寝ている時でも魂のリトリーバル(仏教的に、雑に纏めてしまえば、成仏できていない方のお手伝いをすること)ができる様になっているはずで、そういう訓練や体験をライフラインでしてきたはずなのに、プログラム参加前後で大した変化は感じられず。毎日5,6回、約45分のヘミシンクセッションを集中的に体験してきたのだけれど、今、この瞬間は、何を体験したのか、何をビジョンとして得たのか、ほとんど覚えていないのです。あれだけ『ガイドラインズ』ではイメージやビジョンを受け取り続け、逆に得ているイメージは自分が作り出しているのではないかと思ったほどなのに。

 

今回の『ライフライン』では」、クリックアウト(セッション中に意識が飛んでしまう事。寝てしまう感覚に近い)をひたすら繰り返し、短いのと長いのを全て含めると、全てのセッションで一度はクリックアウトしてました(笑)100%達成したぜって笑えないジョークも交えつつ一週間を過ごしました。

 

ファシリテーターだったLeeや、参加者のみんなと状況をシェアする中で、

 

「それってクリックアウトじゃないんじゃない?」というコメントも生まれたりして、正直、僕自身も(僕自身が)何もわかってないのが本音です。どうしてこうなったのかも含めて。

 

ヘミシンクは、クリックアウトをしても、がっつり寝てしまっても、脳は無意識下でヘミシンクのシグナルを学ぶの為、セッションそのものは無駄にはならないとの事。逆に、その瞬間に脳が必要とするからクリックアウトをするのだそう。となれば、僕には必要なだけでのクリックアウトが毎回だったというだけの話なのかもしれない。盛大な救出業務を期待していたので、がっかり感が無いと言ったら嘘になるけれどね。

 

体験の共有の中でふと思ったのは、もしかしたら僕は、毎回 “Zip File” を受け取っていたのかもしれないな…と思うのです。僕の脳が一度に処理をしきれずに、その情報を一度脳の中で圧縮して、今後の数ヶ月を経てヒトツひとつ確認していくのかもしれません。寝ていてる時に見る夢を、目が覚めた時に、内容は思い出せないけれど夢を見た事自体は覚えている様な感覚がしっかりとあって、ただ純粋に僕は今、『ライフライン』での体験を処理できるだけの状況にいないのかもしれません。それは誰にもわからない。今後、時間をかけてゆっくりと判明して行く事。

 

compassion-to-father

 

 

ただ…プログラムが終わった後、モンロー研究所の近くにある町、シャーロッツビルのカフェで、参加者の一人で催眠療法士(それ以外にも多才なことしてる人だけれど。バークリー出のミュージシャンだし)のJと、ずーっと話をして。彼女との出会いが今回の宝物のヒトツであることは間違いなくて、その彼女からの言葉でヒトツひとつの「無」が「有」に変わって行く感覚が感じられて。

 

 

「俺は父親を許していると思うのです。」

っとプログラムで親父の死と、その過程、そして僕の幼少期の事も少しだけシェアして。

ずっとブログにも書いてきているけれど、僕の性格は基本的に「親父と一緒にはなりたくない」という反面教師をひたすら30年間続けてきた結果のものだから、やっぱり親父の事を「良い親父」だとは一度も思ったことはなくて。親父の死後、親父の存在に感謝をし、死の直前の一ヶ月に人生で初めてあった親父との長い会話の内容を思い出して、その結果「許していると思う」という言葉が生まれたのだけれど、でも、Jは更に一歩踏み込んできてくれて。

 

「Compassion (哀れみ)を感じられる?」との彼女の言葉に、その感情は今はない…と。そして彼女は、Compassionがあって初めて許せた事になるんじゃない…っと。

 

そこからまた考える時間を持ってみて。

そこから更に意識を拡大化させて感覚を研ぎすませてみて。

 

ふとiPhoneの英英辞典を引いてみて、Compassionの意味を調べてみると、日本語の『哀れみ』だけでは表現ができない、『共に苦しむ』という意味合いがある事に気がついて。

 

 

親父は…親父はきっと、大変な家庭環境の中で、親父なりにできる事を全てやって、そして一生懸命だったのかもしれない…と思うようになって。幼少期からずっと俺が苦しんでいた様に、きっと親父も苦しんでいたのかもしれないって。そしてずっと共に苦しんでいた日々の転換期となったのが親父の死で、そして僕は今、その苦しみから卒業しようとしていて。

 

僕が親父から受けた体験は決して一般的に認められるものではないけれど、それでも、親父は親父のベストを尽くしていたんじゃないかと思う様になったのです。その瞬間、Jがいる公共の場であることなど構いなく、思いっきり泣いてしまって。今迄説明できなかった親父への感謝や、もっと言ってしまえば『愛』が説明できる様になって。母親の言う、「あの人は旦那というより仲間に近い」というコメントも理解できる様になって。

 

 

今更だけれど、俺の親父は最高の親父だったのだと、ちょっと思う様になったのです。不思議だけど。信じられないけれど。そしてちょっとこそばゆいけれど。

 

 

この文章を書きながらも、どんどんと『何か』が僕に下りてきている感じがしているのです。

確かに僕のガイドの一人は、書く事によって表現をする方なので、彼を通して、こうして書く事によって、今回の『無』に近い『ライフライン』の体験も形に、想いに、そして経験にできていけるのかもしれないな…と期待を寄せつつ。

 

 

ホント、最近、というか親父が死んでから、泣いてばっかりだな。

でもね、良いと思うのです。泣いてる瞬間は感情が高ぶっている時で、その昂っている時に温かい感覚があれば、それがきっと親父の存在証明だと思える様になっているので。

 

 

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