考えちゃダメなんだ。考えちゃ。
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30歳からのモラトリアム 一年の振り返り
昨日、カッコつけて「一年を振り返るだけの強さ」なんて書いたけれど、実際に全く慌ただしくない年末を迎えると、凄くすごく寂しくなってしまって。去年は親父と生きがいを失ったことで頭が働かなかったし、無理やり働かせた頭は、同じような境遇に立たされていた母親をいかに守るかということだけに使っていて、安らぎもへったくれもない年末だったわけで。
去年より前の年末は言うまでもなく仕事尽くしで。
今考えると、その仕事すら意味があったものなのかと自分を責めてしまうのだけれど。
何が、「自分とゆっくり向き合うだけの強さを得ることができた一年」だよ。
確かに、心を落ち着かせる方法は会得できてきたし(少なくともそのきっかけみたいなものは見つけたし)、人生についての考えも深くはなってきたけれど、決してそれが強さじゃないんだってことがハッキリわかって。まだ…まだ……俺は弱い。
一年を振り返るとは、
ゆっくり自分と向き合うとは、
過去について考えを巡らすこと。
よくもそんな恐ろしいことを年末にしようなんて思ったものだと、逆に呆れてしまう。
全く一年、仕事をしなかったことについて。
ビザの都合で働けない環境だとか、国際結婚を維持していくためには仕方のないことだったとか、いろんな言い訳を積み重ねてきたけれど、結局は履歴書に何も書くことがない一年を築いてしまっただけなのじゃないか。
この一年で、俺は何を得たのだろう。
もし、何か得たものがあるとするならば、それは俺の未来の仕事に役に立つものなのだろうか。
親父が死んで、株主の利益を考えない人間は全て追い出されて。
大切な人を守る為っと自分に言い聞かせて、戦うことすら放棄し、その後もひたすら煮え湯を飲んできたこの一年は、それだけの価値があったものだったのだろうかと。結局は、戦って傷つくことが怖かっただけなのじゃないか。
結局は守れてない人もいるわけで。
言い訳続きの毎日で、自分にしか視えてない幻想のようなものに縋りながら、全く不確かな日々の中で、これこそが今の自分に必要なものだと言い聞かせてきて、自分で何かを掴み取ろうとさえしなかった、つまりは動かなかった一年は、それで良かったのだろうか。
なぜ、親父は逝ってしまったのか。本当に、逝くしか方法がなかったのか。
そして……
俺は親父を救うことが……できなかったのか。
今まで何度も書いているように、スピリチュアル的にみても論理的にみても俺と母親とその家族の現状をみても、親父が選んだ道は間違いなく俺らの全てを幸せに導いてくれるもので、こうして肉体的にも金銭的にも、あるいは精神的にも平穏な年末年始がおくれているのは間違いなく親父のおかげなのだけど……。やっぱり考えてしまう。俺は、親父を救えたんじゃないかっと。
こういう文章が書けている段階で、きっと心が平穏である証拠ではあって。以前は、こんな文章を書くことすらできないほど、精神的に追い詰められていたのかもしれないし。
ただ、自分を見つめる時間を持ってしまうと、つまりはゆっくりと今について考える時間を持ってしまうと、この一年半の間に俺の周りで起こった事は、俺の想像力と認識力を遥かに凌駕するものだったから、感情も理性も吹っ飛んでしまうんだなっと。
まだ、準備はできてない。というか、見つめる準備なんてできるのかすらわからない。
それでも、実際にこれ以上ない幸せは目の前にあるわけで、だからこそ、考えちゃダメなんだ。考えちゃ。
*久々に一人称を”俺”で書いています。殴り書きに近いブログです。
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