*

出生届を書いてみた。




 

在ニューヨーク日本国領事館に宛てて出生届を書きまして。

この単語の羅列。我ながら言うのはおかしいかもしれませんが、「ニューヨーク」とか「領事館」とか「出生届」とか、もう信じられない気持ちです。そしてなにより、出生届を書きながら、娘の名前の「里央菜」という三文字を、初めて正式な文書に手書きをしたわけで。

 

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父親になったんだっと、不思議な実感がありました。

里央菜をこの手に抱いた時よりも、初めてオムツを変えた時よりも、顔を近づけた際に思いっきり里央菜のヘッドバッドをくらった時よりも、実感がありました。不思議。

 

出生届と日本国籍と。

 

親が日本人だろうが何人だろうが、アメリカで出生を受けた子供は「アメリカ国籍」を自動的に取得します。そして、寛大なアメリカは、その国籍をずっと持ち続けることを許可しています。(積極的に勧めてはいないみたいだけれど。)

 

一方日本は二重国籍を認めておらず、成人する時には、「私は何人です」っと国籍を決める必要があります。そして、親が日本人であっても、海外で生まれた子は、日本国籍を取得するために「三ヶ月以内」に必ず出生届を提出しなければなりません。

その期限を過ぎると、もうどうしようもならないとか。

 

*厳密には日本に居住すると覚悟を決めて、一定期間居住すれば国籍を申請することは可能らしいですが

 

 

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里央菜はきっと、彼女の人生のどこかで、「私は何人なんだろう?」とアイデンティティに関する悩みを持つのだろうと思います。生粋の日本人の僕は、「日本人だ」と言えるけれど、里央菜のように、ユダヤと日本のハーフで且つアメリカ生まれだとなると、それは里央菜が乗り越えなければいけない大きな壁の一つになりうるのです。

 

その時に、親としてできる限りの事はしてあげたいなぁと。

 

この出生届のプロセス。

書類を書く時から提出、そして国籍法に至るまで、考えることが沢山あるのでまた取り上げたいと思っています。とりあえず……全部カタカナ表記で書かなきゃいけないの、なんとかならんかなー(笑)

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