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母乳育児への心残り。

公開日: : おっさんの子育て




母乳への心残り なのか。はたまた。

 

つい先日、生後7週間の間ずっと続けてきた、「搾乳」に区切りを付けました。

搾乳を止め、完ミ(粉ミルクだけ)の育児へ切り替えることにしたのです。母乳生成を促すため、2時間おきに30分もの時間をかけて続けてきた搾乳ですが、マリナの心理的&肉体的な負担が限界に達したと判断し、マリナもその限界を実感してくれ、僕の説得を聞き入れる形で決断をしてくれたマリナですが、まだ罪悪感もあるみたい。

 

と同時に僕も、「マリナの母乳育児の成功」の為に、僕は何か他にもできたんじゃないかと自問自答をしてしまっています。

普段は考え込むことなんてないのだけれど、今日はネットで地雷を踏んでしまい、変な情報が頭に入ってきたため、こうして文章で解毒作業をする羽目に。「母乳育児じゃないと健康な子が育たない」なんてネット情報が頭に残ってしまうなんてバカみたいだとは思いながら。

 

「当たり前に、誰にでもできるもの」だと夫婦揃って思っていた母乳育児。

実際は山あり谷ありの日々でした。

 

初乳の段階ではうまく吸い付かせることができず、また痛みを伴うものだったので、授乳コンサルタントと試行錯誤の末、結局搾乳で母乳の量を保つ方法を選択。

 

「少しくらいの痛みは当たり前だから大丈夫」

「やり方を改善すれば頑張ればできる。」

 

っというコンサルタントが外れだったのか、その外れのコンサルタントに早めに見切りをつけて、搾乳という方法に限ってしまった判断が良くなかったのか、2ヶ月近く経った今、搾乳すらできないほどの乳房の痛みと精神的な疲れで、搾乳も切り上げです。

粉ミルクに完全移行。僕はその痛がるマリナの話を聞くことしかできません。それが僕の痛み。そんな僕の痛みなんて微々たるものだけど。

 

「罪悪感」とは、「母乳が万能の食べ物だから母乳がいい→娘に対して最善の方法を取っていない」という二元論での結論から導き出される感情です。論理的に間違っている(あるいはズレている)とは理解しつつも、どうしても感情的には晴れがましくなれないのが難しい所。罪悪感なのか、はたまた 母乳育児への心残り なのか、それも後悔なのか。よくわからないのですが、ネットのアホ情報に惑わされるくらいに弱っているのは事実なようで(笑)

 

「粉ミルクだけの育児でも、当たり前に丈夫に育つ」

 

と書いていらっしゃる方、そして仰ってくださる方に続く育児をしたいなと思うのです。そして、おっぱいから直接授乳をするだけではできなかった、父親の育児参加の機会をくれた里央菜に感謝をしながら。

 

formula

 

 

要は経験なのかもしれません。

娘を持ったというのも、この経験が娘の育児の役に立つ日がくるのかもしれません。

アメリカの粉ミルクがこんなに高価なものだなんて知りもしませんでした(笑)嫁と一緒に、「こりゃもうウチらの食費削るしかないねー」なんて笑いながら話してますが、お金がかかるのが子育てなんだと思いますし(それにしても1年で20万の出費になるって記事見た時ばビビったけど)、わずかばかりの貯金なんて、この日の為に貯めてきたようなものだし。

 

 

少し疲れが溜まってきてるんだろうね。

だから、根拠のないネットの話に蝕まれたり、ちょっとした予算の増加にビビったり、予算の話なると「今自分に収入がないからお金の話に敏感なんだ」って自分を責め出したり。そんなことしてるとマリナとの関係もギクシャクしてくるし、僕自身へも優しくないから、しっかりと切り替えなきゃいけないのですけどね。

 

Facebookでいただいた言葉。

「できない」ことを気にせず「してあげられること」を大切に。

 

こだわりが強く且つ完璧主義で生きてきた僕とマリナ。もちろん、30代での日々が落ち着いてくると「完璧」なんてものは存在しないことは理解はしているのですが、それでも、できる限りのことをコントロールしたい僕とマリナ。

そんな二人だからこそ達成できたこともあるのだけれど、里央菜との子育てに関しては、里央菜の声をしっかり聞きつつ、僕らが「してあげられること」をしっかりと見極めていきたいなっと思うのです

 

まー、でも悩み続けるんでしょうね。

生まれた国も、育った環境も、子供の頃の性格も、お互いの母国語も、ほぼ何もかもが違う凸凹夫婦の僕らなので、きっと意見の齟齬だってたくさん出てくるだろうし、中には譲れないものも出てくるんだと思うのです。今回の「母乳育児へのこだわり」も、マリナの体調が限界に達しなかったらきっと今でも搾乳続けてたでしょうし。

 

里央菜が僕ら夫婦にくれた成長の機会だと思って、正解を求めずにひたすら前に進んでいこうと思うのです。

お父ちゃん、頑張るよー。

 

 

 

 

 

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