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主夫 ……キツいわ。

公開日: : 日々の小話




 

久々に後ろ向きのブログ。

里央菜と出会えてからは初めての、ぐだぐだになりそうなブログ。

昔から僕がブログを書き続けていた本来の目的は、どうしようも消化できないぐだぐだできない気持ち悪さを、なんとか昇華させて違う感覚にしようとするものだったので、本来の場所に戻ったといえばそれまでなのだけど。

久々に、読み返すことすらせず、読者の方の気持ちも考えず、ただ自己完結するだけの、手に任せて書くブログです。

 

主夫。キツいわ。

 

今日、久々に頭から煙が出ました。

疲れもあるのだろうけれど、主夫としての日々に嫌気がさして、涙すら出てきてしまって。

仕事をしていない現実への説明ができない罪悪感。仕事ができない現状への苛立ち- もうどうなってしまってもいいから働ける環境(日本)に飛び込みたいという衝動。そして何よりも「お金を稼いでいない」という焦燥感。

 

仕方ないのかもしれません。「仕事=生き甲斐」&「稼いでいるお金の金額=その人の価値」という少し歪んだ20代前半を送ってきたわけだから。

その歪んだ日々から得られたものもたくさんあるけれど、その得られた物の中には副作用的にトラウマとして残っている物もあるんだなっと。

 

 

主夫の仕事そのものは、決して楽じゃありません。

中途半端に主夫を目指している人がいたら説教してしまいそうな程、中途半端な覚悟でなれるもんじゃないです。その大変さはわかったつもりでいたから、僕自身、中途半端な覚悟で今を選んでいるわけではないはずだったのに、「主夫にならざるを得ない(僕が主夫になったほうが家族が幸せに成る可能性が高い)」という妥協案としての思考の逃げ道もあるところに、考えの甘さと僕の弱さがあるのかもなと。今更だけど。

 

決して楽じゃない主夫の仕事だけれど、今回僕の頭から煙が出ているのは、日々のタスクが重たすぎるからではなくて。

主夫としての家事は嫌いじゃないし、むしろ家事が残っていて頭から煙がでるくらいなら、こうして文章をぐだぐだ書く前に作業をこなしてしまえばいいだけで。

 

 

主夫の一番キツいところは、「社会から置いていかれる感覚」と、ふとした瞬間に向き合わなきゃいけないことだと思うのです。その「置いていかれるという感覚」というモンスターは、日々のそこらじゅうに隠れていて、何気ない瞬間に顔を出してくるから本当に大変。ま、このモンスターを作り出しているのが僕自身であるのは間違いのないことなのだけど。

 

もともと人と自分を比べがちな僕。

その劣等感とかコンプレックスとかで今まで頑張れてこれたのもあるし、その比べることそのものが絶対悪ではないとは思っているのだけど、主夫のキツいところは比べる対象が不特定多数の「一般」であるという点。

 

「誰々は凄いな。なんで俺はこんなんなんだろう」って落ち込むのは誰かと自分を比べた時。

「社会がどんどん進んでる。俺は今何をしてるんだろう」って焦燥感に襲われる感覚が、今僕が経験している社会から置いていかれる感覚。

 

娘との日々が淡々と過ぎていくだけで、僕が社会の一部になれているかどうかすらわからなくなってくるのです。もちろん、娘と過ごせる日々が一番大切だし、そこに幸せは見出せているのだけれど、人間とは面白いもので、何か一部だけじゃやっぱり駄目なんだよね。

 

 

解決策なんてなくて、飲み込むしかなくて。

 

さっきも書いたけれど、「主夫」という人生を選ぶのであれば、それなりの覚悟があったほうがいいし、「主夫」という日々にも挫折があることは知っておいたほうがいいと思うのです。

 

マリナと国際結婚した直後、マリナが、夢だった臨床心理士の仕事をアメリカで得て、夫婦別居の遠距離結婚になった時。

マリナの稼ぎが僕の稼ぎを追い越した時。

親父が死んで家業から追い出される形になった時。

 

僕とマリナという凸凹コンビから形成される家族を維持していく為には僕が主夫になったほうが効率がいいし、家事が苦手なマリナを主婦にするだけの覚悟は僕になかったし、里央菜が生まれるとわかった時には、僕こそが主夫になるべきだと心から思って覚悟をしたはずなのだけど、自分に「お前の人生はこれでいいんだ」と納得させたはずなのだけど。

 

 

人間とはこうも弱いものなのかっと。

人間とはこうもワガママで欲張りなものなのかっと。

 

こうやってぐだぐだ書くと、解決策を求めて書いている様な気になることもあるのだけれど、結論的に解決策なんて何もなくて。人の悩みには基本的に解決策なんて存在しなくて、もし解決策が存在するならそれは悩みじゃなくて単なる問題で解決しちゃえばいいだけの話で、結局解決できずに飲み込むしかないから、僕ら人間は悩むし、迷うんだと思うのです。

 

だから、今日書いた文章も、ぐだぐだ感が半端ない結局解決なんてできない心の中の葛藤な訳で。

 

そんなぐだぐだですみません。

「主夫、楽そうだよね」とか「子供を育てるジゴロ(ヒモ?)は大変だよね」とか、冗談半分なんだろうけれど言われた言葉がボディブローの様に聞いてきていて、たまにこうしてオーバーヒートしてしまうのです。

 

 

たまにはいいよね。

お付き合い頂きありがとうございました。

 

line-ryu

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