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やりたいことがみつからない 時は

公開日: : 最終更新日:2015/05/20 30歳からのモラトリアム, 僕の取扱説明書




 

先日、Twitterに「したいことが沢山あって暇だって思ったのは最後いつだろう」みたいな投稿をして、それを今読み返してみて。「したいことが沢山ある」って書いている自分に少し違和感があったので、文章にしてみようと。

 

「日々のしたいこと」は沢山あるのです。

読みたい本は山積みになっているし、言語の勉強もしたいし、ゲームもしたければゆっくり映画もみたい。もっと子育てについて勉強したいし、ずっと「やるやる詐欺」っぽくなっているプログラミングの勉強もしなきゃと思っているほどで。暇だなぁと思うことがないのは事実。

 

でも。

僕はずっと、「人生を懸けてやりたいこと」を探してきて、そして今もそれを探している途中なのかもしれないのです。

 

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生き延びるため。

 

少し(?)独特な幼少期の環境の影響もあって、”普通”に生き延びるために少々独特なスキルを小さい時に身につける必要があって。そのスキルは、おいそれとは簡単に身につかないモノで、ある意味で僕の人生において凄く役立ってくれているスキルなのだけど、意図して得たスキルじゃないから、その副作用的なものについての説明書なんて全くなくて、その副作用に気がつくまでには20年ちょっとの年月が必要でした。

 

副作用の一部を書き出すと

 

– ”アイデンティティ”を出すことに躊躇する

– 精神的に傷つきやすく化膿しやすい。

– 人を信じるのに時間がかかる。あるいはすぐに信じる。

– 本気になれない。本気にならない。

 

おぉ……書き出すと、自分が本当に面倒なタイプの人間なんじゃないかと思えてくるから不思議です(笑)実際、20歳前後の頃の僕は面倒だったのかもしれないけれど。副作用を理解するようになってからは、その副作用はコントロールできる様にはなってきたのかなとは思っています。2009年を経て、2011年で生まれ変わった様な気はしています。

 

この「本気になれない」という副作用に焦点をあてて文章を書いてみようと思います。

 

 

自分の人生じゃないみたいな

 

「自分の人生に本気になれない」場合、「人生を懸けてやりたいこと」を探す作業は苦痛を伴う作業になる様な気がしています。

多くの成功者が言う様に、「本気」になってこそ環境が変わるし、なによりも自分が変わるのだろうとも思うのです。自分の人生に本気じゃないから、中途半端に燃え燻っている自分と、轟々と豪快は炎をあげて燃えている(頑張っている)隣の誰かとを比べてしまうのです。

 

そして

「あぁ、なんで僕にはしたいことがみつからないんだろう」

なんて自分を責めてみたり。行動が伴わない自分を蔑んでみたり。

 

 

極論を書いてしまえば、自分の人生に本気にならないかぎり、人生を懸けて本気でやりたいことなんてみつからないのかもしれません。怖いから認めたくないだけで、この方程式に真実があるのかもしれません。さらに極論を言ってしまえば「僕の人生を懸けてしたいこと」を探している段階で、僕は僕の人生に本気じゃないんだろうとすら思うのです。

 

 

「人生を懸けてやりたいこと」

を見つけるのは、簡単な作業じゃありません。運も必要だし、タイミングも必要だし、なによりも育った環境によって、「いつ」「どこで」「どうやって」、この人生を懸ける何かに出会えるかは大きく作用されます。

 

 

僕は昔、人生を懸けてやりたいことを見つけられない自分が大嫌いでした。変に大きな夢ばかり抱えていたのも、そこには自分の人生に本気じゃない自分がいたからなんだろうと思うのです。リスクを冒してでも手に入れたいだけの夢じゃなくて、そのリスクを犯すためには本気さが必ず必要で。

 

でも、ある時、ふと思ったのです。

「もし、自分の人生に本気になれないのだとしたら、無理にそこは変えないで、自分以外の誰かの人生に本気になればいいんじゃないか。」

 

そう思って、僕が大切な人の人生に本気になることにしました。

 

 

 

本気になる練習。

 

まずはマリナ(嫁)の人生に本気になることから。

続いて一緒に地獄を乗り越えた恵子さん(母親)の人生に対して。

そして今、新しく家族に加わってきてくれた里央菜(娘)の人生に。

 

すると「僕の人生においてしたいこと」は少しずつ形作られていくのです。

そして、日々積み重ねられていく「小さなしたいこと」を感じられるようになると、その「したいこと」は徐々に具体性を伴って大きくなっていくのです。きっとこの過程の先にあるのが、「人生を懸けてしたいこと」に繋がるんだろうなっと。今、「人生を懸けてしたいこと」が見つかっている人は、この丁寧な過程を子供時代に親だったり家族だったり友達だったりとしっかり積み重ねられた縁を持った人なんだろうとすら気がつくようになるのです。

 

 

「やりたいことがみつからない 」という人は少なくないはず。

その苦しい気持ちはわかるし、自分以外の全てが輝いているように見える瞬間も理解できるつもりです。今日、偉そうに書いたけれど、僕の「人生を懸けてやりたいこと」も完全に形になったわけじゃありません。今でもいびつながらも形を作り、日々の感情に揺さぶられて右往左往しながら、やっと最近、姿形に具体性を伴ってきたかなと思えるレベルです。

 

「やりたいことがみつからない 」

っと思う人は、周囲の大切な人、好きな人の人生に、もう少しだけ一生懸命になってみたらどうかな……?と思うのです。大切な人も好きな人もいない……という人は家族の人生に今よりも少しだけ多くでも関わってみる。家族との縁がない人は、近所の人でもいい、「自分以外の誰か」の人生に少し気持ちを向けてみれたらと。

そして、もし可能なら、気持ちを向けて心地いいと感じたら、その人の人生に本気になってみたらいいんじゃないかと思うのです。

 

「人生に本気になる練習」です。

自分の人生に本気になれないのだから、自分以外の人の人生に本気になって練習するしかなのかもしれない(笑)そんな単純な理論ですが、それでもきっと、「日々のしたいこと」は少しずつでも増えていって、結果的には「自分の人生に本気になれる瞬間」がくるんじゃないかなっと。

 

期待も込めながら。

希望を持ちながら。

自戒の気持ちも込めて、「自分の人生に本気になる日」には遅すぎるなんてことはないと信じながら。

 

Twitterでちょろっと呟いた一節への加筆でした。

 

 

 

 

 

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