リスに襲撃されました。（画像沢山）

ここのところ、ずっと車の修理と庭の監視に気を向けておりました。

……というのも、庭に勝手に生息する野生のリスが、我が家の駐車場にて新しいおもちゃを発見し、ひたすら楽しんでいる様だからです。そのおもちゃが、マリナと俺の車。車の下のプラスチックやらゴムやらのチューブを、齧り続けていた様なのです。

*ウチの庭にて遊ぶリスです。拡大画像はブログ終わりに。

最初に判明したのは、二週間前のガソリンスタンド。

ガソリンを入れながら、ふと気がつくと足元に液体が溜まってました。これがガソリンだと気がつくのに数秒が必要。なんで……？って。「ぶじゃー」っと。もうパニックでした。牽引車で運べる距離の一番近い修理工場から戻った後のFacebookの投稿が以下です。

朝の買い出しの帰りに寄ったスタンドでガソリン入れてぼーっとしてたら、車の下から”ぷしゃー”っとガソリン漏れ。

パニックになりつつ車を移動させ、牽引してもらって修理工場へ……。その間もずっと”ポタポタ”とガソリン漏れは直らず。

マリナの車で、12年ものの古い車で、ミシガンにいた時から乗っている車だから、ある程度下回りに錆はあるけれど、こんなにいきなりガソリン漏れとかするの……？とウダウダ考えていたのだけれど、修理してくれた気のいいおっちゃんの話を聞いて吃驚。

「こりゃ、小動物（リスとか）に齧られたんだわな。」

木々に囲まれた一軒家を借りていて、周囲は小動物の楽園みたいになってるけれど、こういうリスクもあるのね……。恐怖だわー。
齧られたパーツの交換だけだから、そんなに難しい修理ではなかったみたいだけれど、それでもガソリンタンク回りは危険度も高いし。100ドル以上の予想外の出費です。もう。

小動物から車を守る方法なんてわからないし。
リスがチューブを齧らない方法とか知っている人がいたらアドバイス下さいませ。

この日が6月25日。正直舐めてました。リスを。動物の興味を。

『ま、運が悪かったんだろう。マリナの車の下回りは錆もあるし、仕方ない。』

っと、対応を『運』に任せたのが良く無かった。僕の判断ミスです。そのミスの結果、その一週間ちょい後に、マリナの車が再度、そして遂には僕の車まで、ガソリン漏れをする様になるのです。マリナの車は、再度ガソリンを入れた時に判明、僕の車は、駐車場にガソリンのシミがあって判明。リスとガソリンスタンドが、トラウマです。怖くて仕方ない（笑）

この時に根本的な解決を、やっとのことで始めるのです。

家主（マリナの勤める大学）との交渉の末、大学敷地内の駐車場に車を停めて良いという許可は取れました。でも、駐車場が遠い……。今は “Pest Control”の専門家を呼んで対策を考えてもらうか、もしくは駐車場が使えない分の家賃を値引いてくれという交渉を続けています。流石に契約書にも、『リスに齧られた場合』の保証等は書いてないのです。ただ、そこはアメリカ。『大学側は敷地内で起きた個人所有の資産については弁償をしない』っと契約書にしっかり明記してあるので、二ヶ月分（下手したら三ヶ月分）の食費分にも相当する修理費は自腹です。あとは、賃貸契約法で押すしか無い。家主は、借り主が安心して安全に住める環境を整える義務があるはずなので……。大変です。

Facebookで書いて、いろんな人にアドバイスを頂いてなんとか今に辿り着きました。波瀾万丈ですな。マリナも俺も、お互いに今週末に長距離移動を抱えていたので、車が修理されてくるかどうか相当心配しましたが、ギリギリ、1日単位のレベルでなんとかなりました。ありがたやー。腕のいい、親身なおじいちゃんメカニックと出会えた事が、今回の事の収穫です。もう、リスは嫌だけれど。

どれほど凶暴なリス（達）なのか。

今後も監視しつつ、こういう事もあるんだぜっていう記録になればと思っています。画像も記録として。

*庭のリスの拡大画像です。つい最近迄は可愛いと思っていたのですが……。

*駐車場に残されていたパーツの破片。逆にどうしてここまで気がつかなかったかが不思議。はーぁ。

*諸々、僕の車の齧り傷。ってか、普通に齧り切っちゃってるしね。最後の写真が、ガソリンホースで、ここに穴が空いたため気がつきました。他のホースは液体じゃなく、排気のホースだったからなんとか運転はできてたみたい。怖い怖い。マジで怖い。

*マリナの車のガソリンホース。ガソリンが『ぷしゃー』って漏れるだけの穴が空いています。漆黒の穴です。怖いです。リスが怖いです。

『駆除しちゃえばいい』

っという結論に一足飛びで辿り着いてしまうのは問題だと思っているので、なんとか共存できないか、試行錯誤をしてみようとは思っています。一番は、専門家の意見を通して考えることなんだとは思うのですが、大学側が『ナフタリン撒いとけば大丈夫だろ』とか、超『運任せ』な提案しかせずに、なかなか専門家を雇おうとしないので、そこは時間をかけて交渉しつつ、検討しつつ。

当初、『リスがガソリン漏れの原因になるなんて（笑）齧ったとしても、元々錆びてた所とか劣化してた所に傷つけただけだろ？』っと、完全に油断し、リスの好奇心を舐めきっていましたが、この体験で、リスは結構凄い事ができるんだと勉強する事ができました。以前の大学で友達になった方が、有害動物駆除の専門家（博士）で、沢山のアドバイスをしてくれているので、そのアドバイスに従いつつ、いろいろ検証しつつ、また状況をUPしていければいいなっと思っています。

それにしても、リスで車が壊されるとは思ってもみなかった。

リスで、こんなに出費がかさむとは思ってもみなかった。

……リスで……

リスがトラウマです。