誰にでもわかる、面白い話を書く。

基本的にとても仲のいい僕と母親。

「マザコンかっ！」っと突っ込まれても、「日々母親と話す事（メッセージのやり取りをすること）がマザコンになるのであれば、それはそれで仕方ないかな」っと思ってしまう程の仲。

忌憚なく思ってる事を伝えてくれるし、逆に僕としても、親父亡き後の母親はやっぱり心配で、遠いアメリカに住んでいる長男だけれど頼ってくれることがとても嬉しくて。母親は嫁いでから32年、僕は生まれてから30年、想像しがたい様な家族環境の中で生き延びてきたので、僕と母親は親子関係であると同時に、仲間意識もとても強くて。亡くなった親父に対して母親が、「あの人は、”同士”だったんだと思う」っと泣きながら僕に伝えてきてくれた時は、妙に納得する力強さがあって。

常に僕の斜め上を突き進んで行く母親。

僕がゆっくりと坂を上る様に成長して行くタイプだとすると、彼女はロケットみたいに一度吹っ飛んで、後は横ばいを続けるタイプ。どれだけ成長しても常に尊敬し、目指せる存在があるというのは、とても幸せな事だと思います。いや、本当に。

スピリチュアルな事に足を突っ込んで、死後の世界とかガイドとか、一般的には訳の解らないことを口にし出した時も、「あれ？やっと気がついた？？」的な切り返しをする母親が、楽しくて仕方がないのです。日々のやり取りはずーっと続いていて、そしてこれからも続いていくことを祈りつつ。

そんな母親との今日の会話の一節。

「心理学とか精神論っぽい文章を長々と書かれてても、私みたいな人間は難しくて読めないのよ。もっと単純な面白い話書きなよ。」

っという母親に僕が

「……俺の文章ってそんなに難しい？面倒くさい？？」

っと聞くと、

「淳のブログは大学時代から長くて面倒で、最後まで読む事はできなかったよー。」

っと。

おいおい（笑）大学時代のブログって、ほぼ10年前のことだぞ。

母親は続けます。

「あんた、貴重な体験をしているのだから、それを簡単で楽しい文章にすればいいのよ。想像で書く小説よりも、きっともっと楽しくなると思うよ。」

っと。

遠回しどころか直接的に、「小説を書いたら？」と言ってくる当りが母親らしさです。

日々、ブログで文章を書く中で、できるだけ解りやすい文章は心がけているつもりです。文章ヒトツひとつが長くなるのは僕のスタイルで、その長い文章にリズム感が出てくる様に書いているから、それを変更してしまうと僕らしさがすっぽり抜けてしまうから続けるというこだわりは持ち続けたとしても、もっともっと解りやすい文章や書き方はあるのかなっと思うのです。

書いてるテーマが面倒なのかなぁ。

元々、自分の気持ちを納得させる様な自己満足ブログであることは間違いないのだけれど、もし書いている僕だけが理解している様なブログでは、本当に自己満足ブログで終わってしまうので、そこだけは意識して、読んで下さっている方々に”伝わる”文章を書いて行けたらと思うのです。しかも、”楽しい”文章を。

母親が求めているものは、もっと違うエンターテイメント要素が加わった文章だと思うので、それはまた別の練習がいるんだろうなっと。分野が違うしね。経験した事……とはいえ、それを文章にするのはとても大変な作業なのです。

こうして文章を書く事が好きな事をかみしめながら。

文章を書く能力と、時間があることに、心から感謝しながら。

いつか、猫にも伝わる様な文章が書けたら、それはそれで大成功なのかもしれないっと思いつつ（笑）写真は、夜寝る前に読書をする僕の手に、水を飲んで頭を濡らした状態で寄り添いにくる我が家のプリンセスの写真です。