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刺し子を通して伝えたいコト vol.2

公開日: : BLOG, 刺し子




前回、「僕が刺し子を通して伝えたいことは運針の楽しさです(ブログ:刺し子を通して伝えたいコト)」と、文章化した後、毎週二回の配信を欠かさず行うことで、「運針を楽しむこと」とはどういうことなのかを、もう少し具体的に広げてみようかなと思うようになりました。「楽しむ」っていうのは、なかなか定義が難しいことなのでね。少しメッセージが飛躍するかもしれないのですが、変わらない僕の願いということでご理解頂ければ嬉しいです。

 

刺し子を通して伝えたいコト vol.2

 

僕が刺し子の配信を通して大事にしている二つの基本的な願いが以下です。これをできるだけ当たり前にすることで、もっと運針と、そして刺し子が楽しめるのではないか……と思っていることです。

  1. 自分の価値基準で誰かを(そして、自分自身も)裁かないこと(No More Judging others, especially to oneself)
  2. 誰かに対しての想像力を持つこと(Caring Someone)

 

インスタグラムの刺し子配信では度々説明していることの繰り返しにはなってしまいますが、少し丁寧に文章化します。

 

価値基準を押し付けないこと

 

現代の社会において、「何が正解か」を把握して、その正解に自分自身を近づけていくことは、なんだかんだで一般的な成功への近道だと思っています。その正解や成功が、各々の「価値基準」を作ります。インターネットに接続して、少しでも時間をかければ、「ある程度の正解(求められていること)」が導き出せる社会では、善意悪意関係なしに、「自分の価値基準を結果的に押し付けてしまう」ことが多々あると思っています。

そして、この押し付けられた価値基準に悩む人も多いと思うのです。

 

僕の刺し子は、この「誰からの評価も気にせずに、ただ自分が楽しいかどうか」を最大の価値基準にしています。

そりゃ感情がある人間なので、褒められれば嬉しいし、貶されれば寂しくなりますが、原則として「自分が楽しめている刺し子」を伝えていきたいのです。正解が溢れている世の中では、誰もが批評家になる能力を持ちえます。今までは足を使って汗をかいて得てきた技術や知識が、インターネット越しにすぐに手に入る世の中です。正しいと間違いも、自ずと明確に分類化されてきます。その中で僕は、「誰もが楽しめる刺し子」を提唱していきたいので、「針目やデザインが綺麗な刺し子」よりも、「自分が設定した目標に向かって楽しめたかどうかが伝わる刺し子」を目指しているし、やっぱりそれを伝えたいと思っています。

 

不思議と、針目に気持ちが表れるのでね。

 

一番怖いのは、「自分自身が、最大の評論家」になってしまうこと。

”あーしておけばよかった、こうしておけばよかった”という過去への批評は勿論のこと、楽しめていた刺し子だったはずなのに、結果を見て様々な人からの評価も得て、結果的に、「自分の刺し子は綺麗じゃない。カッコよくない。下手だ。向いてない。才能ない。」とどんどん自分自身を批評してしまうようになるのが一番怖いのです。僕自身、何度もこのスパイラルには巻き込まれていますし、きっと今後も、何度も巻き込まれていくんだろうと思います。

 

だからこそ、恥ずかしげもなく配信を通して全てを曝け出して、

「自己満足の刺し子(つまりは楽しんだ刺し子)にこそ、本当の美がある」

と伝えていきたいと思っています。

 

いいじゃん。間違ってても。ってか、間違ってるって、誰が言ったの?なんて呟きながら。

 

 

想像すること

 

「何が正解か」に囚われた日々を送ると、正解に近づける為の道のりばかりに気が向いてしまって、「正解以外のコトに考えを巡らせること」が少なくなってきます。

今自分が立っている場所と、目指すべき目標を最短距離で結ぶのは素晴らしいことだとは思うのですが、同時に、その最短距離では「何か」を失ってしまう可能性があることにも考えを及ばせてみようと思うのです。

 

情報が溢れている社会です。

そして、その情報の中で際立つ為に、様々な方法で様々な人が表面に出ようとしてきています。きっと僕も、自己実現という意味合いでは、そういう沢山の人の一人なのだろうと思っています。その上で、「なぜ?」とか「どうやって?」を、ほんの一瞬の時間を使って考えて、想像することを、刺し子を通して伝えていきたいと思っています。

 

一見、全く関係のない「刺し子」と「想像すること」なのですが、実は深い繋がりがあります。それは、「刺し子をする時間は、手が塞がってしまって、頭(脳)を純粋に開放してあげられる時間だということ」です。刺し子をしながら、ふと「無」になれる瞬間があるのだとしたら、同時に、「誰かを想う時間」も簡単につくれるはずです。何分も考えなくて良いのです。それこそ一瞬で良い。その一瞬に「誰か」や「何か」を想う時間こそが、優しさや「相手を思い遣る気持ち」に繋がるんだと思うのです。

 

 

何かをしようとする気持ちが大切だからこそ

誰かと何かをしようとするのは、正直不安も恐怖もあります。

 

嫌われるんじゃないか、裏切られるんじゃないか、僕の能力は足りていないんじゃないか、迷惑をかけるんじゃないか。

どの不安も、どの恐怖も、当たり前のもので、そして「正解」でもあるのです。それを感じない人とは、僕は逆に一緒に仕事ができないとすら思っています。ただ、その恐怖も不安も、根本には「誰かから間違いという烙印を押される事」という本能的な拒否反応があります。やっぱり人は誰かから認められたいし、褒めてほしい。でも、新しい何かをしようとする時は、批判されてしまうことの恐怖が勝り、そして何もできなくなってしまう。

 

僕が目指す「居場所」というのは、そんな恐怖や不安を、少しでも和らげられる、誰でも自分自身を感じられる場所です。

それが配信であり、配信から派生している井戸端会という刺し子好きな集まりでもあります。

 

正解と間違いがはっきりしている世の中で、「間違いなんて無い!」なんていうことは言いません。

ただ、間違ってても良いし、上手じゃなくても良いし、綺麗じゃなくてもいいじゃないかと伝えたいのです。そこから上手になるし、綺麗になるし、正解になっていくので。そんな不思議な、優しくて温かくて、でも不思議と背筋が伸びるような場所を、今後も作り続けていけたらと思っています。

 

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